2017年4月30日日曜日

第2回編み物部参加者募集

2017年5月20日(土)13時30分から、ふるうつらんど井上さんの別室において、
第2回あみもの部を開催いたします。
おしゃべりしながら編み物をしたい方、どうぞいらしてください。

編み道具は、お持ちの方は毛糸に合ったものをご持参ください。
こちらでも様々な種類を用意いたします。その場で貸し出しまたは購入できます。
☆参加費1000円です。
  その他、別途、お部屋の使用料のかわりにふるうつらんど井上さんで何か1点以上のお買い物をお願いいたします。売っているものは100円からあります。
☆募集人数:10名(どなたでも参加可能です)
☆開催日時:2017年5月20日(土)13時30分~16時30分ごろまで
☆開催場所:藤沢市 ふるうつらんど井上別室(小田急線長後駅から徒歩10分)
☆参加ご希望の方は、
お名前(本名)
緊急連絡先(携帯電話の番号等)をご記入の上、
メールの題名「5月あみもの部」とした上で、
fateshowthyforce@gmail.com 小林までご連絡お願いいたします。


嫌われる花束、料理、本

女の人に花束をプレゼントすると、
嫌がる人が少なからずいるというお話を聞きました。
理由はよくわかりませんが、
想像すると、
花瓶がない、
飾る場所がない、
面倒、
花が好きじゃない、
食べられない、
とかでしょうか。

嫌がられるので、
花束をプレゼントするときは、
相手が花好きかどうか、確認してからでないといけないということでした。
私も花を贈ったりするから気をつけないと・・・
今まで贈った花も迷惑だったかもしれません。
それにしても、それでは花も売れないわけだね。

一方、いいお皿やキッチン用品も売れないのですって。
女の人はいいお皿なんて、買わないのですって。
私も多くの一人暮らしの女性から、「料理はほとんどしないです!」という言葉を聞きました。
料理しないのだから、お皿もいらないですよね。

あと、このあいだいらした女性のクライアントさんから、
「みんな、本なんか読まないですよ!」と言われました。
本を読まないのは普通なんだそうです。
(これは何人もの人から何度も言われている)
本を読まないのだから、本なんて買わないよね。

これらみんな、クライアントさんたちが私に教えてくれたことです。

私たちはもしかして、
女だったらこれが好きだろう、これをやるだろうという認識を
改めなければいけないのかもしれません。

女の人だからきれいなものが好きとか、
優しいとか、
料理するとか、
そんなものは幻想。

だから、つまり、
もうそういうのは取っ払って、
花好きは花好きと、
料理好きは料理好きと
本好きは本好きと、
ジェンダーの垣根を超えて仲良くしましょう、
なんだかもうそれしかないような気がするなどと、
話した木曜日でした。


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2017年4月29日土曜日

靴の話を聞く

きのうは伊勢丹新宿店でヴァレンティノのお靴を売っていらっしゃる、
靴の専門家のクライアントさんにいろいろお靴の話をお伺いしました。

私は服の学校出身なので、
帽子を作る実習まではあるけれども
さすがに靴とバッグまではやらないのです。

それでまず靴の値段問題について再度確認。
「そんなのあってないようなもの」
というご回答をいただきました。
そうだよね。

そこで私は、
「1万円の靴と10万円の靴、どっちがいいとか、
なんでそういう質問になるのかな?」と聞いたところ、
案外、そういう質問をしてくる方は多いそうで、
その方たちが聞きたいのはつまり、
例えば3万円のヴァレンティノのビーチサンダルで、
どこでも行けるか、何にでも合わせていいか、
ということらしいのです。
「それはなぜ?」
と聞いたら、つまり高いから、ブランドだから、
だからビーチサンダルだろうとなんだろうと、
それでいいだろうと思っているということでした。
いやいや、それは違いますと、
ビーチサンダルはビーチサンダルですと、靴の専門家がおっしゃっていました。
「それはそうでしょうよ」と私も思いますということで、
私たちの意見は一致したのですけれども、
高ければそれでいい、ブランドだったらそれでいいと
多くの方が思っていらっしゃるのですね。
そんなわけない。

あと製造原価の話をしていて、
原価なんて、アイテムそれぞれで全部違うから、
原価率が高いから定価が高いってわけじゃないということで、
再び確認。
ヴァレンティノのTシャツは10万以上もするそうで、
どう考えたって、その原価は知れている。
Tシャツの最高級コットンを使ったって、
工賃を考えたって、そんなにいくわけないです。
つまり、原価率は商品によってそれぞれ違って、
値段というのはイメージとか、気分なのです、アパレルの場合。
とんでもない値段がついているものもあれば、
この原材料でこのクオリティで、この値段は安いよね、
というもの、両方あります。
なかなかそれを見分けるのは難しいけれども、
よいものをたくさん見ていけば、それなりにわかってきます。
何となくこれは変だなとか、いいなとか。
(余談ですけれども、
この見分ける能力は、ファッションだけではなく、
インテリアでも食器でも美術でも何でも、
いいものを見ていれば身につきますからね)

そしてそれから最近のファッションの傾向と対策について語り合い、
最後は、やっぱりブーツはニーハイだよね、
赤いニーハイ欲しいなで、
終わったのでした。

皆さんも靴を買うときは新宿伊勢丹の靴売り場にあるヴァレンティノへ行くように。
素敵なお方がアテンドしてくださいます。
(私もまだ買ったことないけど)


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2017年4月28日金曜日

なぜ着物は多色でも平気なのか

「どうして着物は多色使いでも変ではないのですか?」と、
クライアントさんに聞かれました。
着物の現場すべてを見たわけではないので、
これは推測ですけれども、
着物の生地、つまり反物の色出しは、
もう既にトーンが統一されているから、
ではないかと思います。
例えば京友禅なら、京友禅という枠の中でトーンが統一されていて、
その中にエミリオ・プッチのような、あの少し蛍光がかった、
色合いはないわけです。
同様に、ミキハウスみたいな、強い色合いも、
アフリカの民族衣装のような色合いもない。

もちろん作家によっては、
京友禅とは違うトーンが好みの人がいて、
その人が好きな範囲で色を出している方もいらっしゃるとは思いますけれども、
その場合は、きっとその作家ものですべてをそろえるほうが
きれいなのだと思います。
着物にもたくさんルールがありますから、
いきなり変な色合いになるということはないでしょう。

お花屋さんのブーケとか公園の植物の色合いを見ても、
美しいところと、ちょっと変なところとあります。
植物だからといって、どんな色合わせでもうまくいくというわけではなくて、
ちぐはぐなものもある。
そうするとおしゃれには見えないというのは、
これは服と同じ。

では、どうしたら色合わせが上手になりますかといったら、
それはいいもの、いい色合わせを見続ける以外、方法はないわけです。

着物の場合、そのほとんどが柄と柄の色合わせです。
あれもやっていけばわかるようになるでしょうけれども、
何もやらない、知らなかったら、できないでしょう。
そういう意味では、
流行りのものを着れば何となくよく見えるシルエットよりも、
色のほうが難しいと思います。


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2017年4月27日木曜日

WEB記事情報

こちらに新しい記事がアップされました。
3色ルールについてインタビュー形式で書いています。
(かおりちゃん、ありがとう。ちょっとバカっぽくして、ごめん)
よろしければご高覧下さいませ。

明治時代のハイパーミックス

横浜美術館で開催中の
ファッションとアート 麗しき東西交流展」へ行ってきました。
これが想像以上によくて、
示唆に富んだよい展覧会でした。

明治が始まるちょっと前からの展示なのですが、
横浜が貿易の拠点だったということもあり、
日本から生地や室内着が輸出されていた、
というところから展示はスタートします。
ここから明治に入って、急速に西洋の文化を吸収していくわけですが、
明治30年になると、もう立派なドレスが作れているから驚きです。
生地や刺繍の技術は日本にもあったと思うのですけれども、
パターンと縫製はどうしたのでしょうか?
それについては特に記述はありませんでした。

面白いのは着物と洋装のハイパーミックス。
着物の下にスタンドカラーのチェックのシャツを着て、
足元は靴。着物も柄ものです。
柄と柄、多色、しかも文化をミックスって、
それは現在のハイパーミックスと同じではないですか!
そんな浮世絵が何点かあり、
そのほかにも着物にリボンとネックレスとか、
どんどん取り入れていく貪欲さが面白い。
考えたら、着物だって、呉服ですから、輸入物です。
それが西洋にかわったってだけですから、
同じと言えば同じ。

この展示、西洋のアールヌーボーからアールデコにかけてのものも何点か展示されていて、
ポール・ポワレ、ヴィオネ、そしてフォルチュニュイのドレスなど、
服飾史に出てくるドレスの実物が展示されています。
シャネルも1点展示されていましたけれども、
クオリティや価値の高さはポワレ、ヴィオネ、そしてフォルチュニュイです。
(シャネルは有名だけれども、この展示の中では見劣りする)

ティファニーやラリックなんかもあって、
アールヌーボーとアールデコ、そして日本の刺繍や装飾との
全く違和感のない融合の姿を見ることができます。

これを見ていて思ったのは、
こんな過去があるのだから、必ずこの上には発展の道はあるということ。
ただ今は、随分とずれている。
この時代、一生懸命に考えたり、作ったり、着たりしていた人たちが、
150年後はもっと素敵なはずねと思って、
いきなり現在の渋谷の交差点につれてこられたら、
「あれ?想像してたのと違う・・・」と思うでしょう。

展示を見た後、
そのまま、横浜の洋館が点在しているエリアに行きました。
すると、あの時代の人たちのリアリティをはっきりと感じることができました。
あれを本当にここで着ていたのだと。
そして日々、美しく暮らすために、みんながあれこれ工夫していたのだと。
衣食住そろって、その上でおしゃれなんだと。

今ちょうど横浜市が街の緑化フェアをしていて、
至るところに花が植えられて、街全体がカラフルです。
毎日こんなだったら、さぞや着るものも変わるでしょう。
なぜならシーンがそうだから。

街が美しくて、住まいが美しくて、それで人の装いも美しくなるのかなと、
なんだか当たり前のことを感じた1日でした。

時間がある方は是非、行ってみてください。
そして、写真の常設展示の中にあるタルボットの「レイコック・アビ―」は必ず見ること。
写真の歴史上、重要な写真です。何気なく展示してあるから、知らない人はスル―しそうでした。



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2017年4月26日水曜日

スタイリストではないです

どなたか「スタイリスト小林直子」で検索している方がいらっしゃいますけれども、
私はスタイリストじゃないし、
スタイリストだとしたら、名字を間違って検索しているのでしょうね。
どっちにしても全然違います。

スタイリストと作る側、
私は全然違うと思います。
編集と作家ぐらい違う。
それは同じなの?
違うでしょ?

スタイリストさんは、大きなバッグを持って、
プレスルームを回り、いろいろ集めてくるわけでしょ?
作るほうは、プレスルームがあるほうの会社の人だから、
立場が違います。
貸してくださいとお願いに行き、
では、好きなものをどうぞと受け付ける。
この両者は立ち位置が全然違う。

で、ときにスタイリストさんはコネを作り、
そこのものばかりを借りて、
ついに、そこのものを委託されて売り始めます。
最近はそういう方が多いのではないでしょうか?
なぜそれをやるかというと、
マージンが入るからです。

どなたかが有名スタイリストさんのファンだったそうで(過去形)、
ブログでお勧めするんだけれども、
そのスタイリストさん自身は全然着ている様子がないんですと
私に訴えてきましたけれども、
そりゃ着ないでしょうよ。
だって、売ってマージンをいただくのが目的だから、
自分はもっといいものを着ていると思いますよ。
エルメスだの、シャネルだの。

でもそういう関係ができてしまうと、
本当のお勧めでもないだろうし、
自分が着るものともどんどん離れていくと思うのですね。
中立の立場を保ちたいのなら、
「暮らしの手帖」のように、広告なしじゃないと無理でしょう。

また服作りがわからないスタイリストさんもいるというのは、
雑誌のコーディネートを見れば明らか。
私もとある有名スタイリストが作った雑誌のコーディネートの写真を、
「これでブンカにいたら、先生にはたかれ、進級できないレベル」と説明しています。

そんなわけで、私はスタイリストではありませんという話でした。

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2017年4月25日火曜日

お金がないことを逆手にとって

明らかに、今の若い人たちはお金がないです。
ファッションはお金で解決できるものですが、
それがなかったらどうするか。
工夫する以外ありません。
そして工夫するためには、頭を使わなければなりません。

最近、私が住んでいるエリアに若いアーチストとかその他が住み始めたという情報は
聞いていたのですけれども、
実際にあんまり見たことはなくて、
本当にそんな人たちがいるのかどうか疑問でした。

しかしよく観察していくと、
それらしい人たちとたまにすれ違うことがあるということがわかりました。
駅前でいつだか真っ赤なフィールドジャケットを着ていた20代と思われる男子ですが、
先週だったか、スナフキンみたいな帽子をかぶっているところと駅前ですれ違いました。
あの人は普通の人ではないですね、たぶん。

で、きのうです。
駅へ行く裏道を歩いていたら、
茶系のカーキとフォレストグリーンの2色で歩いてくる、これも20代とおぼしき男子と
すれ違いました。
なかなかいい色合いだなと思って見ていたのですが、
すれ違い様、彼のイヤフォンが自分のそのフォレストグリーンのジャケットと
全く同じ色だということに気づきました。
おぬし、なかなかやるな。

彼ら、たぶんお金はあんまりない男子たちですけれども、
ものすごく工夫しておしゃれしているのがわかります。
たぶん、代官山なんかにいるようなきらきらした感じはないけれども、
色とかシルエットで工夫している。
お金がないことを逆手に取って、
自分の頭で考えて勝負です。
なんてすばらしい。

日本はこれからいつ景気が回復するかわからないし、
もう景気回復なんてないかもしれないのだから、
これからはこういった、
自分の頭で考えていく人たちがリーダーの時代になるでしょう。
まだまだ少数派だとは思うけれども、
引き続き、頑張ってほしいなと思います。

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2017年4月24日月曜日

舞台とその宣伝

先日、役者のクライアントさんが来たので雑談で、
去年、私はこういう企画をして、400人キャパのところへ何人ぐらい来て、
収支はこれぐらいだったというお話をしたところ、
それは全然いいと、褒められました。
私は、これってどうかなと思っていたのですが、
全然ましだそうです。

まあ、この前の「ラ・ラ・ランド」にも出てきたとおり、
舞台に立って、客電がついたら、客席は知り合いばっかりだったという、
あれです。
ハリウッドだって、そうなのだから、私だってそんなものです。

いつごろからか、
人生は経験と思うようになって、
そこに成功とか、失敗とかあんまりなくて、
要は行動したか、行動しなかったか、それだけなので、
金銭的、肉体的及び精神的にダメージを受けない限りは、
それでいいとしています。

去年だって、
市民会館を借りる手続きとか、
宣伝の仕方とか、その他もろもろがわかるようになって、
内容どうこうよりも、それはそれでよい経験と知識になったのだから、
とてもよかったわけです。

ただ、もちろん反省はあります。
あのとき、テノールの方に楽屋でチラシについて聞いたのでした。
チラシってどれぐらい効果があるのか、と。
そうしたら、チラシなんてほとんど効果がなくて、
1000枚配って2、3人来ればいいほうというお返事がありました。
なんですって?
先にそれを教えてちょうだい。

実は私もチラシの効果を全く感じていなくて、
内容のお知らせ以外の意味ではほとんどいらないのではないかと思っていたところだったので、
もう何回もやっている方がそう言っているのだから、
それは本当にそのとおりなのだと思います。
つまり、来る気のない人不特定多数にチラシをばらまいても、
拾えるのはほんのわずか。
1000枚で2,3人だったら、1パーセント以下。

ちょうど先週、私の本の予約開始だったので、
ブログで告知したところ、多くの方にご予約いただいたようです。
あれはブログのみの告知です。
一切のSNSを使っていません。
つまり、買う意欲のある人に宣伝しないとだめなわけね。
不特定多数の人にまくチラシとSNS、
相当に拡散しないと効果はあまりないのではないかと感じています。

さて、そんな自主プロモーション活動の一環として、
6月4日、私が会場を借りてトークイベントをやることにしました。
当初は、私の得意な口から出まかせトークをやろうと思っていたのだけれども、
いや、それでは面白くないなと思って、
ボディを使っての3色ルールの実演をしようかと考えました。
そのことをクライアントさんにしたら、私が自分でやったらどうかと提言されました。
最初、それは無理って思ったのですけれども、
無理ではなさそうです。
無理ではないばかりか、あれもこれもとか、
次々とアイデアが浮かび、今とても楽しくなってきました。

そんなわけで、本邦初公開、私がみんなの前で脱いだり着たりしながら
3色ルールとリレーションの実演をしますので、
6月4日(日)、よろしかったらご参集くださいませ。
クライアントさんを優先で入れます。
条件は本持参ね。
募集開始は1カ月前にしますので、
よろしく。

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2017年4月23日日曜日

服を着て環境に溶け込む

先日、パソコン周辺機器と手芸用品が見たくて、
いつもとは違うショッピングセンターへ行きました。

そこは基地の近くなので、米軍の軍人とそのファミリーも多く買い物に来ています。
そこで何組かのアメリカ人ファミリーを見たのですが、
何となく、私たちが思うようなアメリカンではないのです。
なぜかなと思って、よりよく観察して、理由がわかりました。
たぶんですけれども、服が違うのです。
たぶん、そこのショッピングセンターとかそこら、
つまり、日本で買ったものなのです。

すると、何となく行動パターンというか、ふるまいが
日本人ぽいというか、大人しいのです。
彼らは日本のショッピングセンターの風景に、
見事に溶け込んでいました。

よく海外旅行で、現地になじみたいときは、
そこで服を買えと言いますが、
服というものは、そこになじませる力を持っているようです。

ということは、つまり、
着るものによって、私たちは影響を受けることもあるということ。

そんなこと、前から何度か書いていて、
作業員が夢じゃなかったら、着ないほうがいいとか言ってきたわけですけれども、
それは日常のふるまいにまで影響を与えるとしたら、
本当に気をつけなきゃなと思ったのでした。

積極的になりたかったら、積極的になれるような服を選ばなければなりませんし、
選ばれたかったら、つまり100人の中の1人として選出されたいのだったら、
99人のような服を選んだらだめなわけ。

少し意識的に選ぶことで、
無意識なふるまいまで変えることができるのではないかななどと、
思った次第でございます。

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2017年4月22日土曜日

もうみんな、竹の子ご飯は食べた?

私は先週、自分で作って食べました。

で、いつも竹の子って、お花見のころにはもうありませんか?
私の定番のお花見弁当には、
いつも竹の子ご飯のおにぎりが入っていました。
しかし、今年はお花見の時期に竹の子がなかった・・・
(まあ、お花見自体、行きませんでしたけれども)

いつも竹の子を買う八百屋さんの前を通ったら、
先週はあったので、そこでおじさんから買ったのですが、
「今年は竹の子がないんだよ。もう困ったよ。
この値段で売ってるって、すごいんだよ~」と
私にこぼしていました・・・
(2個で850円だった)

これも気候変動の影響でしょうか。

もう日本は、春夏秋冬がはっきりしなくなりました。
お洋服も春夏、秋冬というふうに単純に分けられない。
特に面倒なのが梅雨。
梅雨が1カ月半もあります。

きのう自分のワードローブを見直したのですけれども、
真夏だけというものが結構ある。
真夏なので、洗えること必須。
だからクリーニングでなければ洗えないようなレーヨンは不可だし、
暑いだけのポリエステルはもっとだめ。
(速乾とか、そういうのはよし)
よって、コットンとか麻とかになりますが、
シルクは真夏でもいいんですよ。
もっとシルクを着ればいいのにと、思いますが、
皆様、お嫌いのようですね。
洗濯が面倒だから?

面倒と感じるか、
楽しいと感じるかは、人それぞれ。
人生って、そういう小さな選択から構成されているのだなと、
つくづく思います。

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2017年4月21日金曜日

娘と同じ服

よく娘さんの服を着ているお母さんがいらっしゃいますが、
あれをどう思いますかと聞かれました。
それはきっと、サイズが入るという理由で着ているのだと思いますけれども、
私なら、そんなティーンエイジャー向けの服は着ません。

私の場合、サイズ的には入ると思いますが、
何が嫌って、あのチープな感じが嫌です。
チープな感じというか、チープそのもの。

あの簡単にできたお安い服は、
10代とか、せいぜい20代前半が着るからいいのであって、
それを40代後半とか、50代の方が着たら、
どう見ても、それは、それは・・・
なんか困ってるのかな?
だからお嬢様のお下がりを着ているのかしら?
とか思ってしまいます。
(ほら、なんていうの?息子の中学時代のジャージをはいているお母さんみたいな、
あれと同じ感じ)

そりゃあ、災害に遭って、
そういった衣服が支給されて、
それしか着るものがないんですと言われたら、
仕方なく着るとは思いますが、
そうでないなら、わざわざそんな服は選ばない。

先日、姪の服を選ぶために、
ティーンエイジャーから20歳前半向けみたいな感じのお店に行きました。
まあ、すごいなって。
こんなの着るのねとか、関心しました。
(それでもまだましなところへ行った)
その中から、16歳のためにめぼしいものを探すのも大変なのに、
あの中には自分が着るものなんて、ありません。

大人になるというのは、
若いときに自分が着たかったものが着られる、
そういう自由が得られるということだと思います。
ティーンエイジャーのとき、大人になったら、
大人になっても今と同じ服を着たいわなどと、少なくとも私は思わなかった。

革のバイカージャケットを買ったときも、
ウールのコートを買ったときも、ああ、私も一人前の大人になれたのねと、
めちゃくちゃうれしかった。
だってこれらは、決して若かったら買えなかったものですから。
戻るのなんて嫌です。
逆行なんて、したくない。

と、私は思いますけれども、
ただ、逆行したい方々もいるのだと、最近、つくづく思い知らされましたから、
そういった方たちは、
そのようになさればよいと思います。

私は引き続き、逆行しない、恒星を目指しますゆえ。

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2017年4月20日木曜日

不惑

どうやら私のブログを読んでいらっしゃる皆さんで、
本を買う意欲のある方はそろそろ予約し終わったようです。
アクセス数からいっても、こんなものだと思います。
皆様、どうもありがとうございました。
次は実物を見てから、お知り合いにお勧めしたりしてみてくださいませ。
(あ、もちろん要らない人には勧めなくてもよいです)

で、不惑です。

論語に、四十にして迷わずとあります。
普通、40歳からはもう迷わない、ということになっておりますが、
どうやら違うようで。
2月から始まったアラフィフ月間、やっと終わりましたが、
私の観察からいくと、不惑どころか、迷いっぱなし。
まるで惑星です。
惑星が逆行しているようです。
つまり、実際に時間は進んでいるのに、
なんだか後ろに下がっているように見えます。

迷わないのは恒星です。
恒星は自分で光り輝きます。
惑星は、例えば太陽系の惑星だったら、
太陽がないと輝きません。
地球もそうです。太陽がなくなったら、暗いだけ。
太陽系惑星は太陽に依存しているのです。

その点、恒星は自分で輝きます。
デネブもシリウスも、自分で輝きます。
恒星をつなげて星座ができるのです。惑星では、星座になりません。
恒星同士じゃないと星座はできない。
オリオンにはならない。
私たちは、ときに逆行する惑星じゃなくて、
恒星を目指さなくては。

などと思ったきのうでした。














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2017年4月19日水曜日

これは自己防衛のための書なのよ

引き続き本のご予約をいただき、皆様、どうもありがとうございます。

それで、です。
本のメインの内容であるワードローブ構築の方法論でありますが、
これ、私が私のために作った方法なので、
別に誰かにシェアしなくてもよいわけです。
だけれども、どうしてそれを教えたり、お伝えしたりしたほうがいいのかと思ったかというと、
多くの人がおしゃれやファッションに苦しめられていると思ったからです。
それは精神的にも、金銭的にも、両方です。

皆さんはどうかわかりませんが、
私はあの、着もしない膨大な洋服をたんすの中に見つけたとき、
気分が悪くなって倒れそうになります。
あの存在は相当に精神を痛めつけている。
ネガティブな感情と罪悪感が入り混じった感じに、もう耐えられません。
そして、あのたくさん所持している女性たちの独特の飢餓感。

そして、このあいだのクライアントさんの例を挙げるまでもなく、
ものすごくお金を使っている。
それは生活を圧迫するほどです。
日本の多くの女性に、そんな余裕はありません。
それなのに、セレブやら芸能人やらお金持ちのスタイリストさんと同じようにしようとする。
残念ながら、今、そんなことをしている場合ではないです。
それはあまりに危険すぎます。

おしゃれなんて、お金で解決できます。
お金持ちの勝ちです。
毎シーズン、新しいものを買えばいいだけです。
今回、題名に「わたし史上最高」と入れたのも、
他人と比べないためです。

その結果、どうでしょうか?
あんなにたくさん持っていて、あんなにお金を使って、
それでもおしゃれに見えないんでしょう?

今回のあとがきに書きましたけれども、
私たちには「おしゃれをしない権利」もあるんです。
おしゃれは絶対必要よ、すべきよ、そうじゃなきゃ女じゃないわとか、書いてないです。
こんなことを断言できるのも、
私が長年、勉強して、実践して、経験したからです。
いつもなんでえらそうかというと、
それだけのことをしてきた自負があるからです。
(特にブンカで勉強して、デザインして、全部作れるというのは何よりの強みです)

とにかく、特に金銭面に関してはもう待ったなしの状況だと思います。
このあいだもファッションレッスンを受けて、
貯金できるようになりましたという感想をいただきました。
本は安いです。
ぜひ知識を身につけて、自己防衛していただきたいです。


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2017年4月18日火曜日

本について


ちょうど告知して1日がたちましたが、
何のおまけもついていないにもかかわらず、
多くの皆様にご予約いただいたようで、
本当にありがとうございます。(人気の印がつきました!)
現在、告知宣伝しているのは私だけなので、
予約していただいたのはほぼ全員、私のブログ読者か知り合いということですから、
私が考えていた以上に、読者の皆さんが多いということと、
本を買ってくださる方が多いということです。
本当に感謝しております。

さて、何もおまけはないですが、
発売日以降、藤沢市の湘南くじら館さんというギャラリーを私が借りて、
本を持参してくだった方を対象にトークショーをしたいと思っています。
クライアントさん対象の回と、そうでない方の回、とりあえず2回はやろうかなと。
もちろん無料ですので、日時等、決まったら発表しますので、しばしお待ちください。




こちら、3色ルールの説明の原画の一部です。
これをパソコンに取り込んで、彩色されたものが本に載っています。
で、このイラストですが、まあうまくはありませんが、
デザインのお仕事をする際はこれで全く問題ありません。このレベルでOKです。
文句ないです。
で、このパターンがいくつかと、それぞれのアイテムのイラストがカラーで入っております。
このイラストは色鉛筆で彩色してありますが、本の中のイラストはもっときれいな形で
ネイビー、白、赤のトリコロールの説明がしてあります。

内容は、初心者向けのワードローブ構築方法です。
何がどれぐらいあればいいかとか、色についてとか、そんな話から始まります。
毎日自分でご飯を用意するように、毎日のおしゃれなスタイルを自分でできるようになりましょう、
そういう本です。
自分の人生の主人公になって、主体的に、自立的に生きる、そのためのワードローブ構築の方法論です。

もちろんこのメソッドは私が考えた方法なので、ほかのどこにも載っていないです。
おしゃれエッセイではなくて、完全にマニュアル本です。
だけれども、そのマニュアルをいつもの文体で書いています。


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ありがとう、そして引き続きよろしく

おはようございます。
本を予約しましたメールをたくさんいただきました。
皆様、どうもありがとうございます。
引き続き本日もご予約のほど、よろしくお願いいたします。

基本的に私は、ガイドラインは示すけれども、
自分で決めましょうというスタンスです。「○○しなさい」とは書いていません。
(つまり、そういうことね)


今日のブログは後でなんかゆっくり書きますね。
あ、おしゃれブログ更新しているのでよろしく。

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2017年4月17日月曜日

「わたし史上最高のおしゃれになる!」の予約がスタートします



皆様、お待たせいたしました。
このたび、私の初めての本「わたし史上最高のおしゃれになる!」が発売されることと
相なりました!
ありがとうございます!

内容は、これまでやってきたファッションレッスンの方法論です。
本を読みながら自分でできるように、順を追って説明しています。
そのほか、フローチャートや分類表、季節の先取り時期の目安日、3色ルールの説明イラスト、
それから私が丸の内に通勤の37歳、キャリアアップを目指す女性のためにリアルに考えた、
1年間のワードローブの具体的なアイテムの例など、盛りだくさん。
それだけではなく、今までファッションレッスンにいらした方だけにしか教えていない
「リレーション」について詳しく書いています。
知らないでしょ?リレーション。
知らないはずです。だって、私しかリレーションって言葉、使っていませんから!

後半の一部は、おしゃれブログの文章を解体、再利用していますが、
ほとんど書き下ろしと言ってよいレベルです。
もちろんライターさんにはお願いしていません。全部、私が書いています。
イラストも、下手ながらも頑張って描きました!
(ちなみにこの表紙イラストも私です。あ、靴の描き方がよくわからなくて、靴の専門家のクライアントさんに聞きました。Iさん、ありがとう!)
題名は編集者の方と一緒に考えました。なるべく使われていない言葉を探していった結果、
ここで落ち着きました。

書き下ろしなので、当然のことながら、今までブログに書いていないことも満載です。
それだけではなく、メンズについても少し言及していますし、
メンズ用の3色ルールのイラストも描きました!

男も女も老いも若きも、すべて洋服を着る方にお勧めです!
(特に被服費を減らしたい人には必携の書)

そこで今回ばかりはお願いします。
皆様、どうぞアマゾンさんで本をご予約くださいませ。
アマゾンでの最初の動きが重要とのことなので、
もう今すぐにでもご予約を!
海外の皆様もよろしくお願いいたします。
もちろん男子たちもよろしく、予約してね!
みんなで予約して、初版を買いましょう。
発売は5月14日ということですので、届くのは少し先になりますが、
その間、楽しみに待つということで、ご予約お願いいたします!


予約のリンク先はこちら


スカヨハのボディについて考える

トレーラーにディペッシュ・モードのEnjoy The Silenceが使われてたので、
じゃ、今度はゴースト・イン・ザ・シェルねっていうことで、
また夜の映画に妹と出かけました、車で。

で、映画はゴージャスなブレードランナーみたいでした。
途中から、なぜ情報を抜き取るのにワイヤレスじゃなくて有線なの?とか、
突っ込もうと思えばいろいろありましたが、
まあ、こんなふうに映像を作りましたよ、ということで。

私は映画の物語はもうどうでもよく、
途中からスカヨハの集中力&演技力に関心しきり。
さすが、すごいな、この人なんて思っていました。
それで、です。
スカヨハが真横にびしっと立つと、
身体のラインが美しいのです。
手足が長くて、しっかり凹凸があって、頭が小さい。
かっこいい。

そして、映画の感想としては、
スカヨハかっこよかったね、あんなところで桃井かおりが出るとか知らなかった、
などと話しながら、車でうちへ戻ったのでした。

そして、うちへ戻ってからのことですが、
ふと妹の上半身を見ると、なぜかスカヨハ感が漂っているのです。
なぜ?
なんか、スカヨハっぽくなっている、なぜなんだろう、ということでいろいろ考えていたら、
「あ、わかった!」と言うではないですか。
「何?教えて、教えて」と聞いてみたら、
「ブラトップがハンロだからだ」
「!」

ハンロというのはスイスの下着メーカーで、
妹はそこのブラトップ、つまりブラジャーつきのキャミソールを着ていたのです。
ハンロのブラトップは、カップはきれいに成形されていますが、
パッドは入っていません。
だけれども、その成形されたブラカップこそ、
まさにスカヨハ感の正体。

つまり、ボディの最終的なイメージは作れるということです。
ハンロ、つまりヨーロッパのものを選べば、
ヨーロッパの理想型になるというわけ。

これはだからヨーロッパのものがいいとか、日本じゃだめとかいう単純な話じゃなくて、
自分の理想に近いものを自分で選べばいいということ。
ハンロは、つまりスカヨハのように肉感的になるので、
そうしたかったらそれを選べばいいし、そうではなく、
もっと薄い感じにしたかったら、日本のものを選べばよい。
そのほかきっと、国や地域によって理想は違うので、
もっとバラエティはあるでしょう。

これはもちろん服にも言えること。
ブラカップごときでそうなのですから、
ジャケットやコート、シャツやブラウスですら、
そのメーカーの理想型が込められているわけ。
だから、私たちは自分の理想に近い形を提供してくれるものを選べばいいので、
決してそれは、小さ目を選ぶとか、そんな話じゃない。

私がどうも着やせとか違和感があるなと感じるのは、つまりそのこと。
着やせじゃなくて、理想型のボディを作っているそのブランドを選べばいいということです。
どんなに誰かが骨格を診断したって、選んだものが理想型のボディじゃないなら、
よくはならないです。
ブラトップ1枚にも、ちゃんと理想が込められているのだなと、
当たり前だけれども、関心しました。

ところで、ディペッシュ・モードはかからなかった。
なんだ、せっかくどうやって使われているのか、楽しみだったのに。
トレーラーだけでした・・・








2017年4月16日日曜日

第一回編み物部




きのうの午後はとてもいい天気の中、第一回編み物部を開催しました。
余りの楽しさに、我を忘れる2時間半。
いろいろな糸を触って、編み図の本を見て、
何をどう作ろうかあれこれ考え、
ありとあらゆる想像をして、というこの一連の作業が異常に楽しい。
私は半分の時間、この考えたり、見たりということだけをしていましたが、
これがとんでもなく楽しい。

もちろんこれは1人でやっても相当に楽しいのだけれども、
誰かとしゃべりながらやると、たぶん10倍ぐらい楽しいです。
何なの、この楽しさは!




きのうは、講師のゆきこ先生に聞きながら、
イギリスゴム編みという方法を習得しました。
(私はゲージだけ作って、またほどいてしまった)

きゃー、なんて楽しいの!?

というわけで来月も開催予定です。
この楽しさを味わいたい方は是非!

イースターなんで卵。

あと、ピコたん。


2017年4月15日土曜日

量産型

量産型の未来。
わからないな・・・

きのう、
自分で決めたくなくて、
誰かに決めてもらいたくて、
人生の目的なんかなくて、
責任もとりたくない人、
そんな人のほうが主流だって、
説かれたんで、
それのことかもしれませんね。

私みたいのは、ほとんどいないのですって。
そうなのですって。
ふーん。

しかし、量産型の参考書はたくさんあるでしょ。
それでいいのではないの?

2017年4月14日金曜日

ないのは外側じゃなくて内側

手の仕事の跡が少なければ少ないほど、
人々はより早く消費します。
ファストファッションもそうでしょう?
冷凍食品の料理。
それから、あの例の剽窃サイト。
そこに人々は存在の軽さを見てとる。
「大事にしようと思います」とは、言いません。

だけれども、その大事にしようとは思わないもので、
自分を多く取り囲んでいる人たちもいます。
そして、そんなにたくさんあるにもかかわらず、
ない、ないと言う。
そして、次へ、次へといこうとする。
もちろんすぐにでもその次は差し出されるけれども、
それでもまだ言う、ない、ないと。

ない世界に住んでいる人。

本当にないのは本当に外側なのかしら?

内側にないのだったら、
外側にもないでしょう。

中に見つけられないのだったら、
外にだって見つからない。

内側にある人にとっては、
選択肢がたくさんあって、
今はそれを自由に選べる時代だから、
それを選ぶことができます。
また創意工夫もできるから、
ないならないなりに作りだす。

内側にあるから作れる。

こんなに服がたくさん売っていて、
こんなに読む本がたくさんあって、
材料も道具も売っていて、
情報にもアクセスできて、
それでもないと言うなら、
ないのは外側じゃなくて、内側。

ただ、内側にないって認めたくないのですよね。
認めたら、壊れるような気がして。
けれども、認めて、降伏したら、
次の道は見つかるでしょう。
(見つけた人たちを知っている)
そろそろあきらめたら?








2017年4月13日木曜日

今考えていること

先日いただいたメールで、
私のブログを読まなければ知らなかったことがたくさんあったと、
いう感想をいただいて、
とてもうれしく思いました。

私は別に自分がどうとかこうとか、
ブログで開示したいわけではないので、
何か皆さんの参考になることとか、
皆さんが知らないであろう考え方をお伝えしたいと思っています。

で、今、ブログの枠になるHPを作成しようと考えていて、
スタイルや内容について、どのようなものがいいのか悩んでいたのですけれども、
何かそういう皆さんの興味関心の
きっかけが作れるようなものがいいのではないだろうかと思いました。

例えば昔だったら、
好きなFMラジオの番組があって、
そこで流れたアーチストのアルバムを買ったりしたわけです。
それは番組がとっかかりだった。

それにユングに興味を持ったのは、
もちろんポリスの「synchronicity」というアルバムです。
(何度聞いたことよ。でもスティングは見に行かないの。
あ、私が泊まったトスカーナのアグリツーリズム、
近くの駅から車で行く途中、あそこがスティングの別荘だよって、教えてくれた。
あと、美術館で出会った知らない姉さんが連れていってくれたレストランも、
スティング行きつけのお店だった)
まあ、そんなものよ。きっかけは。
ジョージ・オーウェルを読破したのも、きっかけはデヴィッド・ボウイの「diamond dogs」よ。

今の20代の方とかを見ていると、
そういうのがあまりない感じがします。
なぜだかはわからないですけれども。

人生がよかったか、悪かったか、
死ぬ時にならないとわからないと言ったのはユングでしたが、
それが役に立つか、役に立たないか、
判断できるのも死ぬ時だと思います。
役に立つか、立たないか、知りたかったら、死ぬ間際まで行ってみてください、
としか言いようがない。

間違いなく言えるのは、
死ぬ間際に自分だけが自分の人生を思い出せるということです。
ほかの誰でもなく。

話が飛びましたが、
そんな、役に立つか立たないかはわからないけれども、
何かのきっかけになるような、
そんな内容を御提供できたらよいなと、
今は思っています。
(今は、です)




2017年4月12日水曜日

cultural zeitgeist

きのうBritish VogueのHPを見ていたら、
25年ぶりに編集長が代わるとありました。
同じ人が25年も編集長を務めるのですか。すごいですね。
一体いくつのときからやるんでしょう?

で、次の方なのですが、これがすごい。
ガーナ出身の男性です。
ガーナからの移民の子どもかなと思ったら、
そうではなく、生まれたのはガーナで、子供のころイギリスに来たとのこと。

で、その彼の紹介文の中にこの「 cultural zeitgeist」という言葉が出てきました。
いわく、彼は文化的なツァイトガイスト、つまり時代精神を表現できると。

これです。
British Vogueほどのアーカイブがちゃんと保存され、
あとから誰かが参照するような雑誌は、
この時代精神が表現できていないといけないのです。

しかもツァイトガイストと呼ぶほどの時代精神というのは、
今何が流行ってます~とか、
今年の流行色はこれとか、
そんなレベルの話では全然ない。
そんな文化の表層の話ではないです。

ツァイトガイストとは、世界的に時代を貫く精神のこと。
広く世界に視野を持ち、その根底に流れる精神を理解していないとだめなのです。

日本のファッション雑誌がことごとく、単なる紙になってしまうのは、
このツァイトガイストなんか関係ないから。
(そういう意味では、暮らしの手帖のほうが、そういうものがある感じします)

あと今回、ガーナ出身、しかも男性が選ばれたということは、
これまで歴代の編集長が白人、しかも女性だったことを考えると、
より多様性を表現しようという姿勢が見えます。
なんか楽しみ。
イギリスから郵送してもらうと高いから躊躇してたんだけど、
やっぱり買おう、と思ったのでした。



2017年4月11日火曜日

飢えの対処法としての手作り

やっとひといきつけました。
ファッション関連のブログにもかかわらず、
写真もイラストもない。そんなブログにお付き合いいただき、
皆様、どうもありがとう。

で、インスタグラムはできるようになったんだけれども、
みんな、見たいのかしら?
私、これ買いましたとか、自分撮りとか、アップしませんけど。
しかもあんまり出かけないんで、たいした写真は撮れません。
いつだったかのブログで、イラストは下手すぎる(と思っている)んで却下と書きました。
今から練習するのか・・・(もうちょっとね、なんとかね。ああー、すみません・・・)
まあ、いろいろ疑問ですが、これからちょっとずつ改善していきたいと思います。

それで、です。
手作りの痛みについて書いたら、
機械生産と対照的なものとしての手の重要性について論文やら、
研究やらあるそうで。
それはそうでしょう。
シモーヌ・ヴェイユもそうですし、ガンディーもそうです。
私たちは手で何か作ることによって、
1万年の人類の歴史にアクセスすることができる。
だって、ずっとそうやって、人は何かを作ってきたわけだから。
機械生産などというものは、ごく最近の話。

身近なところで、女性がかかわるものは食べ物と衣服。
男性だったら、なんでしょう。家を建てるとか?

便利、効率の名のもと、
私たちはすべて出来あいのものに囲まれているわけですけれども、
そうすると、この人類1万年から切り離される。
切り離されたらどうなるか。
いろいろ感覚が狂うでしょう。
その1つが現実誤認と未来がわからないということ。
過去につながればつながるほど、未来が予測できます。
切り離されればされるほど、わからなくなり迷うでしょう。

もちろん、手で作るということにはそれ以上の何かがある。
(だって、研究しているぐらいだから、あるに決まっている)

たくさん服を持っているのにまだ満足できない、飢えているというその飢餓感は、
ここら辺とも関係あるのではないでしょうか。
マクドナルドばかり食べていたら病気になる。
服だってそう。
マクドナルドのような服を毎日着ていたら、
精神の病になるでしょうよ。
そんなことをしていても、その飢えは満たされない。
(というのも、そんなマクドナルドで服を買うような人たちを見ていると、
けっこう買っている。満たされないから買う。マクドナルドで肥満になるように、
ワードローブも太っている。)

痛みは過去だ、いつでも。
手作りも痛み、つまり過去だけれども、
美術もいつでも過去。
飢えの処方箋は、やはり過去の痛みなのかもしれない。




そんなわけで、土曜日、編み物部始めますが、
まだ入れますので、お暇な方はどうぞ。
私はスヌードを編みます、はい。











2017年4月10日月曜日

江ノ電は面白い

私が住んでいるエリアは、海に近ければ近いほど、
なんとなくみんながゆるくなってくるのですけれども、
それでも小田急線は最後の砦は守られているというか、
究極ゆるいところまではいっていません。
それに比べると、江ノ電は相当にゆるく、
面白いです。

江ノ電は別に観光専用の電車ではなく、
近辺に高校もたくさんあるから、
通勤用、通学用の電車でもあります。
私が高校生だったころも、
江ノ電の込み具合は相当だったらしく、
気をつけないと混み過ぎて窓ガラスが割れると、みんなが言っていました。
(本当かどうかはわからないけれども)

で、鎌倉方面に行くときは、
本当はJRで行ったほうが早いのだけれども、
江ノ電のほうが面白いので、私もわざわざ江ノ電に乗りますが、
最近の傾向は、各国からの観光客がとにかく多いということです。

その観光客の皆さんですが、
格好が全然違うので、すぐわかります。
特に、はっとするおしゃれな格好の男子が多い。
なぜか大体2人組で、アジア系なんだけれども、
英語をしゃべっていたりするから、
どこなんでしょう。香港とかなのかな。
はっとするおしゃれ男子2人組を
江ノ電の中でよく見ます。

何がはっとするかというと、
色遣いかな。
明らかに日本の男子の独特の大人しい感じというか、
目立たなそうな感じとは全く違います。

(そんなによく見ているわけじゃないので、
今それはどこが違うのか聞かれても、言葉にできないです)

そういう面白い人を観察するにしても、
江ノ電は適しています。
時間がある方はぜひ乗ってみて。

あ、そうそう。
ただし、ゴールデンウィーク中はすごく混むらしくて、
ホームに人が入れないということなので、
やめましょう。








2017年4月9日日曜日

手作りの痛み

やっとうちのピンクダイヤモンドというチューリップが咲いてきました。
近所の桜もいい感じになってきましたが、
本日は雨。
そして活字を見過ぎたのか、
さっき目が覚めたら、虚空に白い文字のテキストが浮かんでいるのが見えました。
なんて書いてあるのか読もうと思ったら消えたけれども、
あきらめたら、また出てきたんですけれども、意味はわからなかったです。

そんなことはどうでもよく。
ここのところうちに来るクライアントさんたちが選ぶものには、
手作りの跡が見え隠れするものが多く、
明らかにそれが1つの傾向としてあると感じます。
モノクロームのディストピアには、
この手の跡が残るような、そんな衣服や装飾品はないと思う。
ないというか、排除されるでしょう。

みんながそれを望むとも、欲するとも、
ましてやそれを実際に自分で作るとも思いませんけれども。

で、その手をかけた感じ、丁寧に作られた感じの魅力とは何だろうかと考えたとき、
それはそこに痛みがあるからだろうと、
さっきふと思いつきました。
その痛みこそが、魅力。
それは痛みで裏打ちされている。
(あ、これも関係ないけどあるけど、
裏打ちというのは、例えば薄い生地に強度をもたせるとき、
裏にもう一枚布を抱き合わせて作るやり方で、実際にある手法です)

その痛みがあるから、私たちは手の跡があるものを捨てられない。
もう着ないとわかっていても、
自分で編んだセーターはたぶん捨てられない。
モノとしては機能しなくても、その痛みを捨てられないのでしょう、たぶん。

痛みのない絵画や音楽が全く魅力的でないように、
痛みのない衣服なんて、さほど魅力じゃないのです。

で、私たちがそれを欲するということは、
つまり、私たちもそれを持っているからでしょう。
(その痛みの根源は、たぶん子供や幼児の時代にある。その生々しい傷の跡)
だから、痛みがあるっていうことは、すなわち魅力的であるということですよ。
だから、それはあってもよいのです。

そういうことがわかっているので、
その痛みのない魅力的でないものだらけで固めようとする人たちに、
私はこれっぽちも共感しません。
あのモノに対する粗雑な感じ、愛情がない感じがどうも無理。
まあ、向こうも共感を御望みではないだろうけれども。

何かをつくるって楽しいだけじゃないから。
けれども、それは、
何かつくっている人、一生懸命つくったことがある人にしか、
わからないのでしょうね。































2017年4月8日土曜日

防御のためのスタイル

そういえば、昔からコレクションなどを見るにつけ、
おたくの国に危険はないのかと、
たびたび思うことがありました。
危険があるのなら、そのスタイルはできない。

ここが実際に住んだことがない身としてはわからないところで、
生活していく上でどうするのだろうという疑問がずっとあります。
しかし、危険がないわけではないでしょう。
あるに決まっている。

ということはたぶん、
そのスタイルは、危険がないエリアで採用されるスタイルなのでしょうね。

私も20代、いや10代のころからか、
ずっと危険を感じてきましたので、
結局、外に出るときは防御スタイルを選んできました。
今でもその傾向は変わりません。
そうすると、軍服みたいなものになる。
軍服というのはやはり安全を感じる。
安全が必要。

一時期、ワードローブがカーキばかりになって、
私は戦うつもりなのかと思いましたが、
そうではなく、あれは防御だったのです。
なぜなら危険だからです、外界が。

外界へ行くときの第一目的が防御なのだから、
仕方ありません。
しかし、人生いつも防御でも疲れるというもの。
たまにはリラックスしたい、好きな格好をしたいものです。
で、そのためにはそういう場を自分で用意する以外はなさそうです。

もちろんこの危険を感じる度合いは人によって違うので、
皆が皆そうであるということではありません。
逆に私ほどに感じるのなら、ストレスフルで生きていけない。
(よって、私は都会で生きていけない)

そんなことも含めて、
自分のためにできることは、
自分のためにやるしかないのです。





2017年4月7日金曜日

現実とのギャップが大きすぎ

ここのところ、40代からアラフィフの皆さんに、
服が売っていない、服が売っていないと言われて、
どこで買ったらいいか、私も聞かれましたけれども、
正直、皆さんが買うような服と私の買う服はかなり違うので、
皆さんのお望みのものがどこで売っているかは、
私もよくわかりません。

基本的に、例えば40代以上向けみたいな日本のブランドのものは、
私は買いません。
なぜかというと、何を着ても格好悪いから・・・

1つは、年代向けに入れた緩みが多くて、
何を着ても大きいのです。
だからそれを着ると、何なの、これ?
という感じがして、残念な気持ちになります。

それからどうも日本のブランドは「マダム」「ミセス」みたいな感じで、
その感じが私には合わない。合わないというか、好きじゃない。

いいのだけれども、知っていたし、好きでやっているのだけれども、
私みたいな人は日本全体を見ても希少種なので、
それに向けた服なんて、普通に日本のブランドにあるわけがありません。

で、秋でしたか。
ブンカを出て、パターン―ナーとしてヨウジ→アレキサンダー・マックイーン
といった日本人デザイナーの
いわゆるキャリア向けの服を試着してみたのですけれども、
なんかどれも大きいし、しかもコートが12万とか、ポリエステルのブラウスが3万8000とかで、
これって、実際、どなたがターゲットなのかしら?と、
疑問が出るばかり。
(ちなみになんでパターンナーかというと、デザイナーがいるブランドって、
パターンナー、ニットデザイナーか、小物デザイナーかの求人しかないのよ。
だからここに入りたかったら、パターンやるしかないのよね。だからこれは正統なルート)

その想定した体型と値段設定って、実際は誰なのか、そして何人いるのでしょうか?
というか、そもそもどんな人をイメージしてつくっているのでしょうか?

いつも思うのだけれども、
そして昔からそうですけれども、
あなたたちが思うような、そんな体型で、そんな収入のアラフォー女性なんて、
日本にはほとんどいませんことよ。

で、いないから、結果、それは売れないでしょう?
そして消えていくでしょう?
いいのかな、それで・・・

しかしこれはデザイナーだけの問題なんかではなく、
もっと根深く、幅広く、時間のかかる問題なので、
しかもこの問題が解決する見通しもない。

まあね、既製服が1960年代ぐらいからだから、せいぜいまだ50年ちょっと。
あと50年はかかるのかもしれないですね。あるいはもっとかもね。


2017年4月6日木曜日

女に使っている香水の名を聞いてはいけない

私もいつも何か香水をつけているわけではないのですが、
何かそういう気分のときとか、
あと冬になったらとか(何となく私の中では冬に合う香りというものがある)
つけていても平気な場所へ行くとき、
つまり、食べ物なんかは出ない場所へ行くとき、
または単に自分の気分転換に香水をつけたりします。

過去3度ほど、つけている香水は何なのか女性に聞かれたことがありました。
最初は二十歳そこそこのころ、
それから30代のとき、
それからつい最近。

二十歳そこそこのころは、シャネルの19番をつけていました。
これは父親がどこかでもらってきたものを私がもらったもので、
その後も、うちがもらったシャネルの19番の石鹸なんかは、全部もらっていました。
19番、色がグリーンで、色も好きだった。

次は、カルバンクラインのトゥルースをつけていたとき。
その日はちょっとつけ過ぎちゃって、失敗したなと思っていたのですが、
美容院を経営している女性に、「何、この香り、教えて?」って言われて、
私は素直に教えてあげました。
(私はオープンハートの秘密主義者なので、
聞かれたことは案外素直に答えます)

で、今は何を使っているかというと、
そんなものは答えません。
だめですって、女性に使っている香水の名前を聞いたら。
ねえ、そうでしょ、皆さん!
それはとても失礼です。
女に年と香水を聞いてはだめ。
(好きな野菜は何なのかぐらいだったら、聞いても許す)

なぜかって、それは
それは、
それは・・・
秘密です。

とにかく聞いてはだめということでした。
おしまい。

そういや、初対面の女性に「ところであなた何歳?」と聞かれたこともある。
そんな質問には答えません。
見てのとおりです!


ふと、どうして誰かはパリのおみやげだかなんだかで、
うちの父親にシャネルの19番を買ってきたのだろうと思いました。
今わかった。
19番、それはシャネルの誕生日から取られた数字。
シャネルの誕生日は8月19日。
きゃー、うちの父親と一緒じゃん。
なんか怖いね。


2017年4月5日水曜日

なぜか刺さる

ファッションについて教えているのだけれども、
私のやり方は、ある一部の方々には「刺さる」ようで、
ここのところ数人から、「刺さる」「痛い」と言われました。
実は中には、「近い未来の到達可能な目標は?」と聞いただけで、
帰ってしまった方もいらっしゃって、
なぜそこでそうなるのかしらと、疑問に思っていました。

衣服はいわば、外の世界へ向けていつでも読めるように開かれた、
その人のテキストです。
だから、そのテキスト読みが始まってしまうと、
「刺さる」人や「痛い」人が出てくるようです。

私が今、主に教えているのは本当に初級編にもかかわらず、
ほんのちょっとだけ、そのテキスト読みの部分に触れてしまいます。

いつでも読めるように開かれたテキストなんだけれども、
その人自身は、それを読みたくはなかったのね。
それを読まれたらばれちゃうって、
感じるらしい。
何がばれるのか、それは私にもわかりませんが。

上級編は、
その秘密を一緒に読み解こうぜという内容なので、
それを受けにいらっしゃった方は皆、勇者です。
でもその勇者たちには、未来への道筋が見えたはず。
自分さえも知らなかった、未来への道筋が。

その人のワードローブを見ることは、
要するに、テキストを読むことと同じです。
優れた読み手がそれを読むと、
すべてわかってしまう。

まあ、優れた読み手はほとんどいないので、
皆様、安心してください。











2017年4月4日火曜日

みんな、難しい質問してくるね。

都内の桜はかなり咲いているとのことですが、
うちの周りはほとんど咲いていません。
それよりうちのチューリップが次々に咲き始めています。

皆さんがいろいろな質問を持っていらっしゃって、
それについて前提とか言葉の定義を最初にしてとか、
そこからこういう論理で展開してとか、
そんなことばっかりやっていて、
なんだか私も一休さんのような気分ですが、
決してとんちで答えるわけではございません。
おかげさまでこちらも確認や一層の勉強をしなければならず、
この1カ月いろいろ本を買って読みました。

なぜかというと、
ファッション雑誌を読んでいただけでは、
もう答えられないの、この質問。
最近は特に、ああ、それ、答えるの面倒、いやだなと思っていた質問を、
仕方がないからちょっとずつ返答していますが、
そこには認識の混濁というか、
誤った理解と解釈がいろいろあって、
それをひもといていかなければならず、
それができるためにはファッション雑誌の知識では到底足りず、
実際の経験から得た知識と、
ファッションではない分野の知識と、両方必要なのです。

最近いただいた答えも、文化人類学で誰かが研究しているはず、
まではわかるのだけれども、
その誰か、そしてそれは何という著作の中にあるかはわからず、
どうやって探したらいいのかなと悩んでおります。
「どうして誰にとってもおしゃれに見えるのか?」と質問されると、
答えは文化人類学とか心理学か、または脳科学の中に見出すしかないのです。
もちろん当たりはつけていますが。
(デズモンド・モリスのどこかにあるかも・・・)

というわけで、多くの人が本なんか読まないという今日このごろ、
私はせっせと読んで、原稿も書いています、はい。



2017年4月3日月曜日

私の前提、あなたの前提

ここ数年、レッスンやらセッションという形でたくさんの方にお会いしてきました。
それは多分、こういうことをしなければ会うこともないであろう方々、
もちろん友達になどならなかったであろう方々がほとんどではないかと思います。
そこでわかったのは、
私なんかがあって当然と思っていた「好きなこと」や「興味のあること」が、
全くないという方が本当にいらっしゃるということです。
これは、「好きなこと」や「興味のあること」がある側からしたら、
大変理解しがたいのですが、でも実際、そうなのです。
そういうのがない方はいらっしゃるのです。

つい先日の、「学問は役に立つのか」という問題に対するいろいろな周辺のざわめきを
聞くにつけ、この質問も、前提条件がはっきりしないと、
ちゃんと答えられないたぐいの質問なのだと思うに至りました。
学問は役に立つとか立たないとかそんなの関係ない、だって知的好奇心を満たすためにやるのだから、という答える人の前提は、「人間には好きなこととか好奇心がある」というものなのですが、
そもそも役に立つかどうか聞いている人の前提は、
「知的好奇心とかない。自分の行動指針は役に立つかどうかだから、それが重要」
という前提なのです。

何でも知りたくなっちゃう私みたいな側の人は、
役に立つとか立たないとか考えません。
知ることが目的だから、その結果、役に立つとかどうかどうでもいい。
けれども、そもそも好奇心がほとんどない場合は、役に立つかどうかがとても重要になってきます。

何をくどくど書いているかというと、
最近、質問とその前提条件、そしてその質問者の背景について考えていて、
これをはっきりさせないと、誘導尋問みたいになってしまって、
ひっかかってしまうから。

で、「好きなこと」と「興味のあること」ですが、ない人には全くないらしいです。
そして多くが、これがいつかやってくると考えているみたいだけれども、
それは白馬に乗った王子と同じぐらいの確率でしかこないでしょう。
こないものを待っていてもしょうがないです。
そんなものはこない、ないという前提で行動するのがよいのではないでしょうか。
そして、そんなものはないという前提で、
いろいろな人に会ったり、行動したりしているうちにたまたま好きになったもの、
興味を持ったものが「好きなこと」と「興味のあること」で、
それはだから、採掘しないと手に入れられない鉱物だと考えると、
掘ってないうちは見つからないということがわかるのではないかと思います。


















2017年4月2日日曜日

何でもマルチにやっちゃう

きのうは夕方から地下鉄で桜木町までいき、
ヴィゴ・モーテンセンがこの前のアカデミー男優賞にノミネートされていた
映画を妹と一緒に見てきました。
途中まで車で行って、帰りはうちまで車で戻るので、
だったら、夜の映画も行くよ、というわけ。

きのうは土曜日、春休み、映画の日とあって、
映画館は大盛況。
私も夜の桜木町は初めて行って、
(いつも行ってもさっさと帰ってくる)
映画が始まる前、脇のカフェで桜木町の観覧車がカラフルに変化するのを眺めていて、
「きゃー、レインボーに変わった、見て、見て」などと、
子供が喜ぶのと同じレベルで喜んで見ておりました。

で、映画の中でヴィゴ・モーテンセン演じるお父さんはとにかく何でもできるのです。
山奥でオーガニックやエコを通り越して、
自給自足の生活をしつつ、肉体訓練やらヨガやら勉強やら外国語やら、
全部子供に教えるのです。
その中で、子供の着ているものが手編みニットだったりしてかわいい。

最近、何でもマルチに自分でやっちゃう人がふえてきて、
というか、私と妹は注目していて、よくその話をしていたので、
これからの世界は、こういう何でもマルチにやっちゃう人がふえていくのかな、という、
そんな潮流を先取りしている感じ。

けれども何でもマルチにやる理由はもともとは、
要するに、経費削減で、
このお父さんも現金収入がないからそれを始めるわけで、
「窮すればすなわち変ず」ということで、できるようになるんだよと。

皆さんもこれからは「経費削減」ですね。
そうすれば、いろいろとできるようになります。
お金で解決しているうちは、なれないのね、残念ながら。
(別にそれが悪いと言っているわけではないです)

まあ、いろいろと突っ込みどころ満載で、しかもこれ、
多くの人には意味わからないかもしれない、
という、 そんな映画でした。



2017年4月1日土曜日

エスニックとコロニアル

今朝目覚めて、雪が降っていなくてほっとしました。
きのうも寒かったけれども、今日も寒いです。
4月はまだまだ油断ならない。

けれども、今考えるのは夏物のこと。
きのうもクライアントさんと、
これからの夏物についてお話ししました。
その中で、この暑い日本の夏、
仕事着ではなくて、お出かけ着というか、遊びにいくときの服装は、
コロニアルスタイルや、エスニックが向いているよねという話になりました。
ただし、ではどこでそれが売っているのかということになると、
いい年の大人がちょっとしゃれたお店にも入れるレベルの
コロニアルやエスニックは、あんまり売っていないのではないかと。

実際、小規模だったら、どなたかされているかとは思うのですが、
普通にいく範囲だと、なかなか見つからない感じ。

すべてのシーズンではありませんが、
エスニックの最高峰はドリス・ヴァン・ノッテンだと思うのですが、
ドリス・ヴァン・ノッテンをそうそう買うわけにはいかないでしょうし、
あそこまでいかなくていいので、
ちょっときれい目なエスニックはどこになるか、
わかりません。

で、コロニアルもインドだったら、ブリティッシュだし、
ベトナムだったら、フレンチです。
その他、オランダやら、スペインやら、
いろいろあるのでしょうけれども、そこらへんはあんまり聞かないので、
ファッションという意味では残っていないのかも。

もちろん日本の着物もエスニックなんだけれども、
真夏のジャパニーズスタイルって、浴衣になっちゃうんで、
あれを洋服に落とし込むのはちょっとないかな。
近すぎて、どうしたらいいか想像できません。

古いところでは、
私が好きだったロメオ・ジリはめちゃくちゃエスニックが入っていました。
あれはエスニックと洋服のとてもよい融合だった。
あれに続く感じが今はないです。

エスニックのいいところは、
着る人がどんな年代でも気にならないことでしょうか。
少女っぽいわけでも、おばあちゃんぽいわけでもなく、
誰が着てもそれなりになるし、
すごくスタイルがよくなくても問題ない。
年齢とスタイル問題をクリアしているのは素晴らしい。

私も真夏はインドとプーマや、インドとアディダスでした。
エスニックとスポーツもいけるのです。

インドの人たちを搾取しないで、
かといって、ハイブランドの値段ではなくて、
そんな服を提供してくれるといいのですけれどもね。