2014年11月30日日曜日

そろそろピーク

久々に都会へ向かって電車に乗りましたが、
1車両について、
10人ぐらいニューバランスのスニーカーの人がいたでしょうか。
何回か書きましたが、
これがお年寄りと子どもまではくようになったら、
そろそろピークは終わり、下り坂です。
では次は何かって、
それはわからないです。

最近、流行の広がるスピードが早くなりました。
いいことか悪いことかわかりませんが、
子どもからお年寄りまで同じようなものを着ます。
そんな時代は、今までなかったのではないでしょうか。

そんなことを観察しつつ、
きのうは、
「鶴の恩返し」や「浦島太郎」について考えていました。
エゴと欲望に負けた者の結末は、
いつも、
すべてを失う。
失った後で気づいてもそれでは遅すぎる。
エゴと欲望に負けなかったら、
その後の人生はどんなだったのか。
物語が繰り返し忠告する、
このテーマ。
謎の答えはここかもなと思いました。
ちなみにスニーカーとは何の関係もありません。


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2014年11月29日土曜日

アンクルソックス

British Vogueで冬のアンクルソックスの提案について書いています。ここ

これって、80年代半ば、
日本のデザイナーたちが「黒い衝撃」としてパリコレクションに出たころから、
90年代終わりごろまで、ずっと続いていた足元です。
黒い靴に黒いソックス。
これ、20代のころ、さんざんやりました。

あのころは足元はほとんど真っ黒だった。
黒いフラットシューズ、黒のブーツ、黒のサンダル、
それに黒いタイツか黒いソックス。
で、バッグも黒。
ああ、なんて簡単だったんだ!

ちょうどブンカにいたころ、
日本人デザイナーのパリコレ等での活躍がピーク、またはピークを過ぎたころだったので、
黒靴、黒ソックスの足元はとても多かったです。
そのかわり、スニーカーはほとんどいませんでした。
(私はアディダスの黒と白のスニーカーを買って、黒いソックス、
ワイズのハイウエストのスカートに、白い長そでカットソーや、
黒タンクトップをあわせて、学校へ行っていましたね。

とにかく色のついた足元について考えなくてよかったので、
楽でした。

あの時代、黒が大流行りだったんで、
何かと楽だったんです。
色の組み合わせは本当に大変。
とにかく足元にいろいろな色を持ってくるのは難しいです。


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2014年11月26日水曜日

主役の設定でワードローブを考える

菊池京子さんと、雅姫さんの、それぞれ私服のコーディネイト・ブックを買って読みました。
菊池さんは、やはり今、もっとも信頼できるスタイリストなので、
文句なしのコーディネイト。
これはほとんどの人の参考になります。

で、雅姫さん。
なんで買ったかというと、アマゾンのレビューがひどいから。
あんまりにもみんなが悪口を書いているんで、
何をそんなにと思って、買いました。
悪口の多くは、要するに、ハイブランドのバッグや靴を持っているじゃないかというもの。

中を見たら、雅姫さんも、全然、悪くない。
この人の自分のおしゃれポリシーもしっかりしているし、
真っ黒のコーディネイトがないところなど、
実は高度なテクニックを駆使したコーディネイトを公開しています。
で、問題のハイブランドなのですが、
これぐらい普通ではないですか?
だって、40歳を過ぎていて、
自分でブランドをやっていて、たぶん、経営もしているのでしょう?
銀行に行って、お金を借りたり、
不動産屋さんへ行って、物件を借りたりするお方なんですから、
普通でしょう?
社長か、取締役か、どちらかですよ。
これぐらいじゃないと、お金、貸してもらえないでしょう?
というのが私の印象です。

菊池さんの本のレビューにも、
カジュアル過ぎて参考にならないとか、難癖つけていた方がいましたが、
これは、
都会で暮らす売れっ子スタイリストの1年のワードローブなんです。
普通の会社員のスタイルではないのですから、
自分に置き変えようというほうが無理な話です。

これを映画やドラマの主役と考えたらわかりやすいです。

・まさき(4○歳)
自分のブランドを持つアパレル会社の経営者でありデザイナー。
東京都の自由が丘のショップと会社に通う毎日。
都内の一軒家に夫、子ども1人、ペットの犬たちと暮らす。

・きょうこ(年齢非公開)
売れっ子スタイリスト。
東京都内のマンションに一人暮らし。
展示会、ショールーム、出版社を回る日々。
年に数回、ミラノ出張。

こういう設定で、1年のワードローブを考えた結果ですから、
これが、
・はるか(30歳)
川崎のIT企業で一般事務を担当する派遣社員。
登戸のワンルームマンションに一人暮らし。
趣味は野球観戦。
や、
・かなえ(37歳)
金沢市役所に勤める公務員。
実家の家族と暮らしている。
軽自動車で1週間に1度、ショッピングモールへ行くのが楽しみ、
な人、
その他、とにかく違うキャラクターと、
同じワードローブなわけがないでしょう。
だから、この手の本はそのまま真似するためではなくて、
参考文献です。

体型とか身長とか、
髪形とかメイクとか、
そこばかり見ていると、大きな間違いをおかします。
霞が関の官公庁に行くのがお仕事なのに、
カラー診断で、まるで「チチカカ」で売っているような、
南米の民族衣装のような色合いを選んでもらったところで、
それでは使えないでしょう。
逆に、湘南の海の近くでフリーで働いているのに、
黒が似合うから黒を着ろと言われても、それもおかしいでしょう。

ライフスタイル、住んでいる地域、職業など、
すべて含めてワードローブは決まります。
一部分だけで考えると、
それはおかしなものになります。

追伸:余談ですが、雅姫さん、生年月日を公開しているんでホロスコープ作ってみました。
天秤座の金星が天秤座の冥王星とコンジャンクション。典型的な天秤金星のおしゃれタイプ。おしゃれだし、強いこだわり(冥王星)があるのは当たり前です。

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2014年11月25日火曜日

靴だけ違う色

靴だけ違う色を持ってくるというのは、
プラダや、いまだったらニコラス・ゲスキエールのルイ・ヴィトンがやっている方法ですが、
これはかなりおしゃれに見えます。しかし、難易度は高いです。
簡単なのは、黒い靴、黒いバッグ、黒い服なんていうもので、
これはそれこそ90年代まで大流行していたスタイル。
最近は、そこから抜けるための方法をいろいろなデザイナーが提案しています。

靴のデザイナーやブランドは、
黒い靴ばかり作っているわけにはいかないので、
いろいろな色の靴を提案していますが、
これをあわせるのも、また難しい。
そして、夏よりも、冬のほうが、その難易度は上がります。
なぜなら、冬は黒いタイツをはくことが多いからです。

解決方法は、これといってなくて、
とにかくあわせてみるしかないです。

私もここ数年、
なるべく黒い靴を買わないようにしていて、
そのかわり、緑のブーツやパンプスを買ったりしていました。
けれども、緑の靴は、やはり黒のようにとりあえず何にでもあわせるというわけにいかないので、
今、どつぼにはまっていて、
シンプルワードローブで黒を外すというのは無理かも、
やっぱり黒いブーツ、買ったほうがいいかな、
というところにいます。
特に、たくさん靴を保持しているわけではないので、難易度がアップしてしまいました。

ちょっと古い話になりますが、
「セックス・アンド・ザ・シティ」で、
キャリーは靴好きという設定です。
コーディネイトを注意深く見ていくと、
黒い靴をあわせている回はすごく少ないです。
(マノロのメリージェーンが黒だったのは覚えているけど、
あとは記憶にない。なくもないと思いますが)
おしゃれ上級者は、黒以外の靴を積極的に取り入れていきますが、
やはりこれは高等テクニックです。

☆シャネルのショートフィルムの題名が「輪廻」だわ。あははー。見るべし。


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2014年11月24日月曜日

人から好かれる人はどういう人かという質問


きのう、人から好かれる人はどういう人かという質問を受けました。
以下は、今までセッションを通して、私の観察でわかったことです。

単純に、みんなに好かれる人というのは、男、女に関係なく、
楽しい、
うれしい、
すごくいい、
おいしい、
ありがとう、
ごめんなさいが、自然と口から出て、
かつ、会話のキャッチボールが普通にできる人。
好かれない人というのは、これをやっていない人です。

会話のキャッチボールが普通にできていない人というのは、
質問に対して、その質問に対する答えをしない人です。
どういうことかというと、
「何か質問ありますか」という問いに対して、
「私は今、忙しいんです」というような答えをする人。
ありますかという問いには、まず、ありません、ありますという返事が必要なのですが、
そういう答えをしない人がいます。
(有名どころでは、某国の首相)
「忙しいんです」という答えでは、
あるのか、ないのかわかりませんし、
もし、忙しいからないんだ、それを察してくれと言うのでしたら、
それはかなり傲慢で不遜な感じがします。
人は、こういうやりとりが続くと、
この傲慢で不遜な感じが嫌になり、
その人に話しかけるのをやめるようになります。
そんな人は当然のことながら、人からは好かれません。
なるべく話したくない相手になっていきます。
もちろん、これにプラス眉間のしわと、への字の口が加われば、
パーフェクト。
こういう人は、他人に対して、
私に近寄らないでくれというメッセージを送っていますから、
そのとおりになります。

人間関係が広がるも、広がらないも、
ただそれだけです。
もちろんそれを深めていくためには、信頼や思いやりが必要になりますが、
まず最初の突破口はここです。

容姿やファッションやお化粧がよくてちやほやされるのは、せいぜい30歳ぐらいまで。
その後は、これができるかどうかです。
というわけで、
人から好かれるためにはどうしたらいいかという答えは、
かなり簡単です。
あと、プラスすれば、人をほめることができる人。
これができれば、問題ないと思います。

☆写真:きのうのワークショップでふるうつらんど井上さんに作ってもらった果物、野菜セット。
青いレモン、おいしそう。

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2014年11月23日日曜日

現実と理想のギャップ

太陽が射手座サインに入りました。
射手座は高い理想を示します。
普通の理想ではありません、
自分から最も遠い理想。
そこから、哲学や外国というキーワードも射手座サインが担当することになります。

さて、射手座の理想はとても高いです。
そのため、どこかの時点で現実とのギャップを生みます。
射手座の守護星は木星なので、
射手座サインは楽天的であるのですが、
理想と現実のギャップにふと気づくと、
落ち込みます。
その落ち込みは、理想が高い分だけ、深いです。
うつになりやすいのも、月やアセンダントが射手座の方々です。

実現可能な夢や、今の生活よりほんの少し高い理想なら、
それほど落ち込むこともないでしょう。
だけれども、余りに遠すぎると、
それは葛藤になります。
永遠に達成されない理想です。

おととい、久々にファッション・レッスン用のファッション誌を買ったのですが、
買うたびに、この現実と理想のギャップについて考えます。
紹介されているバッグはどれも10万、20万、30万。
ジュエリーや時計は100万を超えるものです。
30代向けと思われるこの雑誌のようなものを買える人たちが、
今の日本にどれだけいるのでしょう?

昔、高校生のころ、アンアンやオリーブを買って読んでいるときは、
こんな絶望感は感じなかったけれどな。
写真としては見るべきものはほとんどないのに、
普通のOLみたいな格好のモデルが高価なバッグを持って、
高価な時計をしている姿がたくさん載っている雑誌は、
見ていると気が滅入ります。
だったら、VOGUEでも買って、
スティーブン・マイゼルの写真を見ていたほうがずっといいです。

そういえば私はこういったOLの皆さんが見る雑誌って、
これまでほとんど買わなかった。
そのことが案外、雑誌を見ても心安らかでいられた理由かもしれません。

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2014年11月21日金曜日

マーサ的手法、その影響

マーサ・スチュアートのように、
自分のライフスタイルそのものを売りにする手法ですが、
これは結構、影響をそれを見る人たちに与えます。

マーサもそうですが、
イメージとしては、結婚していて、子どももいてという設定になっています。
(設定ではなくて、事実もそうでしょう)
しかし、そこでは夫の陰は非常に薄いです。
ライフスタイルを紹介しているにもかかわらず、
夫は全く出てこないか、ごくたまに、しかもお飾りのようにしか登場しません。

たとえば、「デザイナー」であるメインのキャラクターは、
フルタイムで働くとともに、完璧な主婦でもあります。
朝食や子どものお弁当の写真を披露し、
インテリアを整え、庭仕事もします。
(大体、掃除や洗濯の場面はなし)
子どもとお出かけし、動物の面倒をみる。
きれいに片付いたリビングやキッチン、
毎日のおいしそうな朝食、それをあたかも1人でやっているかのように演出します。
そこには、掃除や洗濯をする夫の姿も、
食事の用意をする夫の姿もありません。
フルタイムで働き、家事全般まで担当する「妻」の姿があります。

これは、ジェンダーの役割分担の固定化といって、
ジェンダーフリーの観点からも、フェミニストの観点からも批判が出る形です。
マーサモデルは、妻がフルタイムで働き、かつほとんどすべての家事分担を担当するように見せかけます。
(実際は違うと思います。夫がやっていないとしても、誰かに頼んでいるはず)
そして、見る人は、それを幸せで豊かなライフスタイルであると思いこみ、
あるべき姿としてとらえます。

実際に、日本の結婚している女性の家事に割く時間は欧米に比べ何倍も長く、
睡眠時間はどこよりも短いです。

ここまではジェンダー論や、社会学的な考察ですが、
ここからは、この思い込みや刷り込みがもたらす個々への影響です。

マーケッティングのほとんどが、実際に手に入らない、または手に入りがたい姿の提示です。
ファッションにおいて、その最たるものが「憧れのパリジェンヌ」。
そんなもの、何年かかっても、絶対になれません。
この、ほとんど届かないものへの憧憬と、自分の現実とのギャップが葛藤を生み出します。
その葛藤は、無意識下に日々、少しずつ堆積し、
あるとき意外な形で噴出します。
それは、仕事での失敗や人間関係の破綻かもしれませんし、
アトピーや食べ過ぎのような身体症状かもしれません。
(軽い症状の人は、アマゾンのコメント欄に怒りを表出させたりしています)

こういった社会が日々与え続ける刷り込みの影響を受ければ受けるほど、
何かしらの不具合としてあらわれ、
人生がうまく機能しなくなります。
そんなことが?というような些細なことが原因です。

ほとんどの女性にとって、フルタイムで働いて、ひとりで家事を完璧にこなすなど、
無理なことです。
そういう姿を見せつけられたら、それとは距離を置いて自分のことを考えることが重要です。
なぜならそれは演出ですから。
きれいなセットのテレビドラマと、何ら変わりはありません。

距離を置いて、自分を守ることが必要です。
そうしないと、自分が壊れてしまいます。

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2014年11月18日火曜日

マーサ的な手法

自分のライフスタイル、つまり自分の家や部屋などのプライベートな部分を公開することで、
それを商売に結びつけようとして大成功したのは、
マーサ・スチュアートあたりが最初だと思います。
日本では栗原はるみさんが、いち早くこの手法を真似しました。
(もしかしてほかにいるのかもしれないけれど、今思いつかない)
私も20年ぐらい前、マーサ・スチュアートの庭の本やタルトの洋書を買いましたし、
まだとってあります。

そこでマーサ・スチュアートは料理もインテリアも庭仕事もできる、
あたかも完璧な主婦に見えるけれども、
当然のことながら、そこにはちゃんと実働隊のスタッフがいて、
決してマーサが1人でやっているわけではないということは、
ちょっと考えてみればわかります。

この20年前にマーサ・スチュアートが始めた手法が、
今の日本のアパレル業界にも広がっていて、
自分のライフスタイル、そして自分自身をモデルとして服を売るやり方が、
多く見られるようになりました。
「デザイナー」という立場の人たちが、
自分自身モデルをやり、ライフスタイルを公開し、
時には子育て、料理、インテリア、庭、旅行、趣味まで、
広範囲にわたって本やネットを通して見せていく。
けれども、これは結構きついと思います。

アイデアはスタッフがいろいろ出してくれたとしても、
やっているのは生身の人間ひとりですから、
肉体的にも精神的にも疲れると思いますし、
家の中や家族まで公開してしまったら、逃げるところがない。
しかも、公開すればするほど、
それを受け取る側の要求はエスカレートして、
もっと知りたい、教えろと言ってくる。
だんだん見せてくれるのが当たり前になってしまって、
それ以上がなくなると、けなしたり、怒りだしたりする人まで出てきます。

はっきりとはわからないけれど、たぶん、
いくらプライベートを公開したところで、
あるレベル以上の売上には結びついていないでしょう。
たとえば、ネットで無料で公開していたら、
見る人たちは、それが無料ということに慣れ切ってしまって、
そこに発表してあったり、書かれているものは、
決して「無料」のところから発生したものではないのに、
それを理解することができず、
自分はお金を払ってもいないのに、不満に感じるようになるから。

これは私もわかるけれども、
ネットを見て実際に動くのはアクセス数の1パーセント。
1万アクセスで100人。
そんなものです。

きのうも、そうやってプライベートを公開しながら服を売っているある方の日記を見たのですが、
ここまでやるのはきついだろうと、同情しました。
そして同時に、
そうしないともはや服が売れない日本のアパレル業界も、
くるところまできたものだと思いました。
ただ、完全なリセッション(景気後退)段階に入った日本では、
まだこのやり方は続くのでしょうね。

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残席ありです。皆様のお越しをお待ちしております。金曜日の朝9時締切です。












2014年11月17日月曜日

ニットの季節到来

もうすでにニットは着ていますが、
今やっと、ニットの季節が到来したと実感しています。
もちろん、時期としても今からなのですが、
流行としてもやはり今やっときた感じ。

思えば、2000年頃からずっと、
ハイゲージのニットが主流になり、
編地はどれもフラットで、
模様もなく、
まるでTシャツのニットバージョンのようなものばかり出現していました。
これではなかなかデザインが育たないし、
出てきません。

この間、ニットデザイナーや編み物作家は実に不遇だったと思います。
手芸屋さんの毛糸コーナーも大幅に縮小されたし、
編み物関連の本もぐっと少なくなっていました。

ニットのよさは、ハイゲージからローゲージと、
幅広い表現であり、
柄、色、形の豊富さだと思います。
14年近く封印されてた、
これら主に柄が、やっと戻ってきました。

特に今年は縄編みのニットがたくさん出てきました。
まだミドルゲージのものが多いですが、
ローゲージのほうがおしゃれな感じがします。

いきなりニットがローゲージ、
つまり太い糸のものに変わることができないのは、
たぶん、コートとの関係。
まだみんなが持っているコートは、
中に薄いニットぐらいしか着られないものでしょう。
ローゲージのニットを着るには、
ビッグシルエットのコート、
もしくはマントみたいなものでないとだめ。
この2つは連動しています。
だから、ビッグシルエットのコートが普及すればするほど、
ローゲージニットも復活です。

今、二十歳ぐらいの方は、
もしかすると、小さいころから、
縄編みやフェアアイル柄などのニットを着たことがないかもしれません。
とすれば、
ここからが本当のニットの世界ですから、
ぜひとも柄や模様を楽しんで。
また、もう若くはない皆様も、
昔と違って、今の太い毛糸は軽くなりましたから、
昔ほど肩がこることはありません。
昔は1キロごえのセーターもたくさんありましたが、
今はもっとずっと軽いです。
これからニットを買おうと思っている場合は、
とにかくローゲージで、縄編みなどの柄が入っているものがお勧めです。
今、そして、これからの気分はこれになります。

☆写真:去年から着ている私のモモンガニット。
パターンは長方形に袖が2つついた感じでとても簡単。
編み物が得意な人なら、編めると思います。
リンゴはシナノスイート。おいしい。

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2014年11月16日日曜日

葉っぱの香り


うちの庭にシダレカツラという、カツラだけれどもしだれているという木があります。
このシダレカツラのおおもとは、
東北のどこかのお寺の突然変異でしだれた1本のカツラで、
そこからふえていった中の1本です。
私はシダレカツラの木を、
近所の集合住宅の庭で見て、
カツラといだけでなく、しだれているのがなんて素敵なのと思い、
庭に1本植えました。
ただし、大きくならないように気をつけて、
てっぺんは常に剪定します。

で、そのシダレカツラなのですが、というか、たぶんカツラ全体がそうだと思うのですが、
今の時期、少し紅葉して、落ちるようになると、
葉が香ってきます。
よくカツラの説明に、紅葉の時期にいいにおいがすると書いてあるのですが、
今まではそれを一度も感じたことがなく、
何のことを言っているのかわかりませんでした。
けれども、先日、カツラの下の草取りをしていたら、
確かにいいにおいがしてくるのです。

何と表現したらいいのでしょう。
キャラメルティーみたいな、甘く、
だけれども、どこかスパイシーで、
しかもお菓子みたいで、おいしそうな香り。
それがシダレカツラの近くに漂います。

先日、ふと、
最近、電車や街で、香水の香りを感じることが少なくなったなと気づきました。
みんな、香水をつけていないのだと思います。
しかし、香りが生活の中になくなったかといえば、そうではなく、
アロマや自然な素材で作られたお香などは、
多くの人が取り入れていると思います。
香水のように化学的なものが入っていない、
自然の香りは日常生活の中にかなり浸透したのではないでしょうか。

化学的な物質が入った強い香りの香水や、
シャンプーや洗剤の香りがない世界では、
自然界の香りが引き立ちます。
街へ出かけていた日、
自分の庭に入った瞬間の、
カモミールやバラの香り、
キンモクセイやクチナシの香り、
そして、カツラの葉のキャラメルのようなにおい、
そこにいるときにしか香らない、
そして長い時間は続かず、
その痕跡を残さない、
けれども記憶される香り。

都会に身を置く時間が短くなればなるほどに、
そんな香りのほうが好きになっていきます。

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2014年11月15日土曜日

動く姿は映画から学ぶものだが

 

いくら平面の雑誌を何度ながめても、
動きはわかりません。
「洋服を着たときの動き方」を学ぶなら、
映画、またはドラマを見るのが一番です。

しかし、2000年以降、
衣装で突出してよかった映画がないような気がします。
(「グレート・キャツビー」とか、細かくはありますが)
衣装がよいのは、古い映画のほうが断然多い。
あまりにカジュアルだと衣装はどうでもよくなるし、
かといって、歴史物やSFだと関係ないし、ということなのでしょう。
(「セックス・アンド・ザ・シティ」は映画より、
テレビドラマのシリーズのほうが衣装はいいです。
フリーで働く人、主婦、キャリアウーマン、自由人(?)みたいな位置づけで、
キャラクターが衣装で表現されています)

私が学生のときは、まだビデオはそんなに売っていませんでしたし、
名画座が健在で、どこかしらで古い映画を上映していましたから、
そんな名画座を回ったものです。
そこで、日曜日の昼間から、
ヴィスコンティ2本立て、ベルトルッチ2本立て、ブニュエル2本立てなんていうのを見まくっていました。
イタリアに旅行にいったとき、トスカーナのアグリツーリズモの農家の宿で、
気を利かせて、好きな映画監督はベルトルッチとヴィスコンティと言ったら、
あなた、インテリねと言われました。

これらのほとんどは60年代や70年代の映画なのですが、
ここら辺の映画は衣装がしっかりしていますし、
現在の流行の、カジュアル以外の部分は、ここら辺に源流が見てとれます。
ドレス、コート、ジャケットの着こなし、
それに対する帽子、バッグ、靴、アクセサリーのあわせ方の基本は、
すべてここにあります。

これらの映画は衣装だけでも見どころ満載ですが、
映画としても完成度の高いものばかりです。
何度もの鑑賞に耐えられます。
それはまだ、映画が消費されるものとして扱われる前の時代のものです。
映画は消費されるものではなく、
繰り返し見ることができる、耐久財でした。

久々にまた見たいと思ったのは、
この写真のポスターの映画。
日本題は「暗殺の森」。
ドミニク・サンダのミルクのような肌にはえるドレス姿が、
目に焼きつきます。
その他、1930年代、アール・デコの時代の装いは、
帽子のかぶり方、ストールのまき方に至るまで、
ヒントがたくさんあります。
もちろん、ビットリオ・ストラーロの感情とともに流れるようなカメラワークも美の極みです。

原題は「Il Conformista」。
英語では、The conformistです。
当時、この原題まで思い至りませんでしたが、
この映画は、まさに今見るべき映画ではないでしょうか。

ファシスト体制の順応者である主人公は、
最後のシーンで、仲間のことをファシスト呼ばわりして、
自分は逃げようとします。
自分がやってきたことは棚に上げて。
ジャン・ルイ・トラティニアンが、どんなに格好良くても、
どんなにそれらしいことを言ったとしても、
こういうやつは、最後は裏切り、無責任に逃げていくのだと、
ベルトルッチは教えてくれます。
(子どものころにかけられた「呪い」で人生がめちゃくちゃになった人の話という解釈も、ある)

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2014年11月14日金曜日

安い服の理由

冬用の、ウールが混ざった分厚い靴下を買いに、
「しまむら」へ行きました。
私は去年まで、このウールが入った分厚い靴下というものを買ったことがなくて、
去年初めてはいてみて、なんてあったかいのと感動し、
今年も買いたかったのですが、
(去年のはかかとが全部破れた)
私がいつも行くオダキューOXには、ちょっとしか売っていないのです。
ならば、歩いていける範囲にある「しまむら」にはきっとたくさんあるに違いないと思い、
散歩がてら、行ってみました。

案の定、分厚いウール混の靴下はたくさん売っていましたので、
アンゴラ混の分厚いソックスを購入。
ついでに、無地の紺色とグレーのソックスも欲しかったのですが、
ぐるっと見て回っても、無地のソックスがありません。
全部柄物。なぜ無地がないの?
仕方がないので、無地はあきらめ、
どんなものが売っているのか、売り場を回ってみました。

いろいろなものが安く売っていますが、
この安さの理由は何なのか、
素材をさわってみては、
製品タグのチェックをしてわかったのは、
とにかくポリエステルとアクリルが多いということ。
かわいい下着はポリエステル100パーセント、
一見ウールのようなジャケットもポリエステル100パーセント、
ティーンエイジャー向けのトレーナーも、
ポリエステル70に綿30みたいな割合。
ニットはもちろんアクリルです。
とにかく天然素材率が低い。
ポリエステルやアクリルというのは石油由来の繊維ですから、
原価が安いのです。
何かしらの機能性がある、ブランド素材でない限り、
ポリエステルは安いです。
国内生産でないのは、もう当たり前ですから、
工賃はそんなに変わらないとして、
あとは素材。
その素材をポリエステルやアクリルにすることで、
売値を安くしています。

ポリエステルは丈夫ですし、雨風を通さなかったりもするので、
ウィンドブレーカーなんかには最適なんですけれど、
全部ポリエステルっていうのも、身体にはあんまりよくないですね。

とにかく、生地の中ではポリエステルやアクリルのように、
石油由来のものが一番安いです。
ポリエステルやアクリルが使われていたら、
原価は安いなと、見ていいです。

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2014年11月13日木曜日

瞬間的に選んだスタイル

ファッション・レッスンのときに、まず最初に、
どういうスタイルになりたいか聞きます。
そのときは主に言葉で説明することになります。
で、前半部分の最後に、マップ(ボードともいう)を作ってもらい、
そのときは、あまり考えないで、瞬間的にこれがいいと思ったスタイルの写真を切ってもらいます。
そして後半部分で、実際にどんなワードローブなのかをチェックします。

言葉で説明したもの、
瞬間的に選んだスタイル、
実際に持っている服、
ほとんどの場合、この3つはばらばらです。
ばらばらなので、葛藤がおきます。

一番その人が望むスタイルは、
あまり考えずにいいなというものを選んだ写真に見られるスタイルです。
それはさっき言っていたこととも、
自分が既に持っているものとも違います。
だから、選んだスタイルにするにはどうすればいいか、
アドバイスをしていきます。

これは仕事や結婚、その他の人生についても同じではないでしょうか。
左脳でいいと思っているもの、
右脳が判断したいいと感じるもの、
そしてその結果としての現実。
これがずれていればずれているほど、
人生の満足度は低くなります。

右脳は無意識層にあるものを拾ってくる役目をします。
多くの人が、自分の無意識層にあるものを恐れて、
それを遠ざけようとします。
けれども、無意識というものは、強大な力を持っているので、
遠ざけ、無視すればするほど、
その反動も大きくなります。
病気を作るのはお手のものですし、
人間関係の破壊も得意です。
そして、いろいろ破壊された後に、
やっと人はそれを修正、変更するに至ります。

無意識にあるものと、
意識にあるものが一致すれば一致するほど、
ストレスはなくなり、人間関係は改善され、
人生の流れはよくなります。

あまりよく考えないで選んだスタイルの写真と、
自分のワードローブが一致してきたならば、
人生もまた、よくなってきているはずです。
それは意識と無意識が、現実という点において、
一致しているという証拠だからです。

☆写真:冬は黄色を見たいので、黄色いヴィオラを植えました。

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2014年11月11日火曜日

とあるアルバイトの経験

きのう、ボディの話を書いていて、
ある時期、ヨージ・ヤマモトさんのところでチーフパタンナーをしていて、
独立したというパターンメーカーのところでアルバイトしていたことを思い出しました。
中目黒のアパートの2部屋を借りていて、
そこで数人が外注のパターンを製作していました。

さすがにパリコレクションを何度も経験した人だけあって、
トワルチェックはちゃんとしていました。
私と友達はアルバイトなので、
主にそのトワルの両身を組み立てるのが仕事でした。
組み立てたトワルはフィッティングモデルに着せて、
着た状態で直していきます。
(よく映画やなんかで見る、あれです)
そのほかにも何か所かアルバイトに行ったことがありますが、
この作業をやっていたのは、このヨージのいたところの人の事務所と、
それから東京コレクションに参加していたヒラコレイコさんのところだけでした。
ほかはボディに着せただけでチェック。

ただ、そのヨージのところにいた人は、
人の扱いがひどくて、
真冬に外の廊下で何時間も作業させたり、
アルバイトなのに、無給で残業させたり、
社員旅行にハワイに行くんで、一緒に参加したらどうか、
ついてはお金をアルバイト代から天引きしますとか言ってきたり・・・
確か、このハワイ旅行の件にたいそう憤慨して、
私はやめたと思います。
(あなたたちと、ハワイなんて、絶対行きたくないですってことで)

仕事はちゃんとしていたと思いますが、
やっている人たちには、一切憧れませんでした。
思いやりとか、気遣いとか、優しさが全くないし、
アルバイトを搾取して、いい服着て、
確かに仕事はできるんでしょうが、
こんな人にはなりたくない、という見本のような人たちでした。

アパレル業界にいたあいだにこんな人をたくさん見ました。
いい服を着て、おしゃれにしているからといって、
魅力がない人はたくさんいます。
おしゃれ至上主義になると、そこを見誤ります。
私はその人の服装や、持っているバッグで、その人自身を判断しません。

何度も書いていますが、
おしゃれやファッションは、人生にとって、一番大事なことなんかではないです。
それより、人として魅力的であることのほうが、
ずっと価値のあることです。
(だから、おしゃれでないからって、臆することはないんだよ)

追記:ふと気になって、あの会社、まだあるだろうかと探してみた。
あるみたいだけれども、更新が2012年で終わっている。
それとは別に、アルバイトしている当時、人の足にしがみついて、
仕事の邪魔をずっとし続けていた社長の子どもが、
不気味なものを作るアーチストになっていた。
お母さんがそこにいるのに、ずっと私のそばにいて、邪魔し続けていた子です。



☆写真:青い空に赤いバラが似合う11月。

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2014年11月10日月曜日

朝からダイヤモンド

うちの猫のまるちゃんが現在、お隣のおばさまから餌をもらっているので、
朝、ごみ出しの後などに、
隣の庭をときどきのぞきに行きます。
まるちゃんはいることもあれば、いないこともあります。

隣のおばさまは、70歳過ぎて、いまだフラダンスの現役の先生。
ひとり暮らしで犬を飼っています。
(うちの周囲は高齢者のひとり暮らし世帯が多いです)

時たま、まるちゃんが来ていて、
おばさまが餌をあげているところに出くわすのですが、
朝、猫に餌をあげるというシチュエーションで、
指には1カラットのダイヤモンドの指輪が光っています。

朝からダイヤモンド、すごいですねと言うと、
今まではしまいこんでいたんだけれども、
外出でつける機会もないし、
もったいないから、つけ始めたとのこと。
そのおばさまは、30年前に、38万円のシャネルのバッグも買ったということで、
年に10回ぐらい使って、まだ持っているということでした。
10回×30年で300回。38万はかなりお高いですが、
30年も大事に使い続けるならば、
ニ、三年でニ、三万のバッグを捨て続けるより、ずっといいです。

さて、朝からおうちでダイヤモンドですが、
これは電車に乗るときにつけているより安全だし、
案外いいのではないかと思いました。
だって、もう買っちゃって、持っているのなら、
タンスにしまわれていようが、
自分の指にはめられていようが、どっちでもいいわけです。
だったら、自分が見るために、日常から自分ではめたほうが、
ダイヤモンドも、自分も気分がいいでしょう。

不景気で、人の気持ちががさがさしている街中でつけるのではなくて、
自分の家を今あるものや工夫で美しくして、
その中で自分がジュエリーを身につける。
誰かに見せるためではなくて、
自分が見るためにつける。
ダイヤモンドだって、
わざわざ地中深くから掘り出してきたのだから、
日の光のもとにさらさないと。

新しく何かを買わなくても、
今あるもので、
今の状況で、できることはまだまだあるはず。
そういうことをひとつひとつ見つけていったら、
少しずつ、普通の日常がきらめいていくのではないかと思います。

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2014年11月7日金曜日

虹の橋へ向かって

ラブラドールのクッキーが、昨夜、死にました。
13歳と3カ月なので、
大型犬としては、もう寿命です。

実は1カ月ぐらい前に、死んだ猫のちろが、
窓からのぞくという夢を見ました。
ちろが死んだのは3年前の11月11日。
めったに夢には出てこないから、何か意味があるのかしらと思いました。

その後、クッキーにてんかん発作が起こり、
獣医さんの指示に従って、てんかんの薬を飲ませたら、
痴呆状態になって、名前を呼んでもわからなくなりました。
3日飲んだところで、獣医さんに相談したところ、
半分の量にして、飲ませ続けてくださいという指示でしたが、
私は飲ませるのをやめました。
やめたら、てんかんの発作が出るかもしれないけれど、
名前がわからなくなる状態よりはましだと思ったからです。
その後、薬が抜けるのに1週間ぐらいはかかったでしょうか。
名前を呼んでもわからない状態が続きました。

クッキーは、今の前の代の獣医さんの紹介でうちに来た犬です。
うちの近くでラブラドールが生まれたということで、
ちょうど、その前に飼っていたゴールデンレトリーバーが死んで、
とてもいい子だったので、
またゴールデンを飼いたいと思っていたところ、
うちへやってきた犬でした。

ラブラドールは、ゴールデンレトリーバーとは全然違う性格でした。
散歩に連れていこうとしても、
前後、左右に飛び出しながら歩いて、
何度も車にひかれそうになり、ひやひやしました。
力は強いし、こちらのしつけではどうにもならないということで、
犬の訓練学校に入り、週3日、1年間、通いました。
1年通って、普通に散歩するのがやっとで、
お手も、待ても、伏せも、何もできませんでした。

途中、犬のほえ声がうるさいというクレームが、
近所のアパートから入り、
そこからは、夜は家の中で寝ることになりました。
(けれども、実際は、家の中でのほえ声が外にも響いていました)
とにかく手のかかる犬で、
全然いい子ではなかったです。

けれども、うちの家族です。
いい子であろうがなかろうが、
そんなことは関係ないのです。
うちへ来たときから、家族なのですから、
見た目とか、性格とか、そんなことは問題になりません。

今いる猫のおとらだってそうです。
毛の色は変な色合いだし、
後ろ脚は少し変形していて、高いところにジャンプできないし、
すぐ怒って、人のことをかみます。(甘がみですが)
けれども、名前を呼べば返事をするし、
誰かが病気になったりすると、いつも心配して、
あたかも「大丈夫だよ」と言わんばかりに、
こちらに話しかけてきます。

私が家でセッションを始めるようになり、
クライアントさんから、
部屋が犬くさいというクレームが入りました。
けれども、クッキーは毎日一緒にいる家族です。
だから、犬のにおいがだめなクライアントさんには、
来ないでくださいと、最初からお断りすることにしました。
クライアントは減るかもしれないけれども、
家族のほうが大事です。

性格がいいとか、
見た目がかわいいとか、
そんなこととは関係なく、
うちに来てくれた動物たちは、
誰ひとりとして、家族を裏切ったりはしません。
用事もないのに私が名前を呼べば、
走ってきてくれるか、
返事をしてくれます。
だから、私は、
そんな家族が死ぬまで絶対に面倒をみるからねという、
誓いを立てるのです。
そうやって、今まで何匹もの動物たちとお別れしました。

私はもうこれ以降、
犬は飼わないつもりでいます。
だから、クッキーに次に会うとしても、
お互い違う身体です。
でも、
違う身体になったとしても、
きっとお互いわかるはずです。
だって、今まで何回も家族だったから。

今まで一緒にいてくれてありがとう。
最後まで、寝ないで頑張ったね。
寝たら負けちゃうと思ってたみたいだね。
寝ても、それは負けじゃないよ。
今ごろ、それがわかったかな?
今はきっと、どこかを元気に走ってるでしょう?
じゃあね。
また会うときまで、
さようなら。

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2014年11月6日木曜日

買って応援したいもの

きのうは、近所の花苗農家直営の販売店へ、
パンジーやら、ビオラやら、
チューリップの球根を植えた、その上に植えるものを買いに行きました。
たぶん不景気が影響して、
例年だと、12月になってから20ポット1500円になるところ、
今年はもうすでにパンジー、ビオラ、金魚草、ハーブ類などが20ポット1500円。
生産者なので、売れ残り品ではないです。
(ちなみに小規模農家なので、消費税はなし。
地元、そして小規模農家から野菜や花を買うべし)
おととい、近所のおじさんに芝刈りをやってもらったので、
チューリップの球根植えに着手。
きのうは球根100個、苗20ポット植えました。しかし、まだ3分の1。
(数を書くと多そうですけれど、実際、見ると、たいしたことないです)

不景気で、生活費の何かしら切りつめなければならないとしたら、
花なんていうのは真っ先に切り捨てられるものなのかもしれません。
生活の潤いというのは、
もっとも不必要なものとみなされるのでしょう。
私もおととしは親の介護、看護、
そして去年、もめ事で弁護士さんとしょっちゅうミーティングしていたときは、
さすがに花まで気が回りませんでした。

やっと最近、気温も下がり、
蚊もいなくなって、草取りをぼちぼち始め、
きのうは久々に花苗を大量に買い込んだのですが、
やはり花代をけちってはいけないと、
再び思いました。
きのうは60ポットで4500円だったけれど、
この花は来年の6月ごろまで咲くわけですから、
月に換算したら、そんなに大した額ではないです。
(もちろんその他チューリップの球根やら、バラ苗やら買っていますから、
それだけじゃ済まないけれど)

最近、バラの生産者の方のブログを読んで、
そのかける情熱に打たれつつ、
それこそ10年もかけて新しい品種を作り、
多くの人に手に入れやすい価格で売る努力する姿を知って、
厳しい時代になっても、何とか工夫して、
こういう人たちの育成したものを買って応援したいなと、
思いました。
どんなに美しいバラを作って、それが売れたとしても、
莫大な利益が出るわけではないですから、
洋服のデザイナーなんかに比べて、
バラの育苗家の皆さんはずっと謙虚です。

お金の使い先を考えて、
応援したい人の作っているもの、扱っているものを買っていきたい。
それがたとえ世の中では無名で目立たない存在だとしても、
自分で見つけて、応援していきたいです。

追記:関係ないけれど、ヴァージンアトランティックの成田ロンドン間が今年でなくなると知ってショック。ロンドン行くときはヴァージンって決めてたのに・・・
そして、カリーヌはなぜかただいま入院中でした。

☆写真:きのう一緒に買った蘭のオンシジウム・ウィンディ。チョコレートみたいな香りがします。
蘭もいいです。

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2014年11月5日水曜日

見続けるという訓練方法

カリーヌの着物解釈がすさまじいです。
こちら (とっても見にくいです。ゆっくりスクロールしてください)

ツイードのコートの上に着物の帯をして、
白足袋に男物の下駄をはいています。
そのほかのコーディネイトも破壊的です。

カリーヌのほかのスタイリングを見ているとわかるのですが、
彼女は割とこの手法がお好きなようです。
何かを破壊しつつも、ぎりぎりのところでクラッシックを維持するやり方。

もちろん、ごく一般の人には、
こんなスタイリングはどうでもいいことです。
実際、やることもありません。
だけれども、
おしゃれってどういうことなのかなと考え続けるならば、
こういうものも見ておくことは必要です。
真似するようなものは全くないけれども、
学ぶべきセンスはたくさんあるからです。

今回の破壊的着物スタイリングから学べることは、
この卓越したミックス感覚です。
違う文化を取り入れる手法、
男性性と女性性をミックスする方法、
そうしながらも、
ぎりぎりどこかで基本を保ち、かつどこかしらセクシーな方法、
これら、
もはや言葉では説明できないような手法は、
こういうものを繰り返し見続けることで理解できるようになります。

学校の勉強のように、
教科書を見て、暗記する、問題を解くという勉強方法ではなくて、
繰り返し脳に叩き込むことによって、
記憶の中へ蓄積していく、
これは芸術全般に言える習得方法です。

ある程度インプットすれば、
どこかの時点で、
無意識にそのセンスが使えるようになります。
それは、非常に薄まった形ではあるでしょうが、
それを見続けてこなければ、
できなかったものです。

基本がわかってきた後は、
こういう訓練が必要です。
それは料理でも、インテリアでも、ガーデニングでも、
どの分野でも同じです。

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2014年11月3日月曜日

冬に選ぶ白

冬の白はおしゃれなんですが、
白にも幅がありまして、
青っぽい白から、
クリーム色よりの白があります。

当たり前ですが、
冬は寒いので、
青い白は、寒々しく見えます。
ですから、選ぶとしたら、クリーム系の白のほうがふさわしいです。

青っぽい白がわからないという人は、
お父さんが会社に行くときに着るワイシャツを思い浮かべてもらえばいいです。
あれらは、青っぽい白ですから、
寒々しく見えます。
(蛍光灯にはお似合いです)

白は夏もののほうが多いですが、
クリーム系を使っていけば、
冬の白は断然おしゃれに見えます。

今日も11月なのに日中20度以上と温かいですが、
それでも日光は秋の光なので、
夏の青っぽい白ではなくて、
クリーム系の白を選ぶほうがお勧め。
そのことによって、
白を着ても、
季節感が出せます。

ペールホワイトではなく、
ミルキーホワイトを選ぶのがいいということです。

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2014年11月2日日曜日

流行のサイクル、自分のサイクル

おしゃれに関して、
何度か、やろうかと思いながら、
ついにはやらなくて、
きっとこれからもやらないだろうことが、
耳のピアスの穴です。

私はいろいろアレルギーがあるので、
どこぞやで、金(ゴールド)でアレルギーが出る人が多いと聞いて、
それが怖くて、今日まであけないできました。

ただ、今まで何度か、
あけたいなと思ったことはあって、
1度目は、20代、アパレル会社にいたとき、
で、2度目は最近、
また少し装飾的なイヤリングが流行り始めたので。
どちらも、きらきらしたラインストーンのイヤリングが流行り始めたとき。
どうやら、私はあのきらきらが好きらしいです。
(あと、ディオールのあの後ろが大きい玉のタイプを見たときは、
やりたいなあと思った)

私は髪の毛が早く伸びるのを利用して、
ショートカットとロングを激しく繰り返していて、
今はショート時期なのですが、
ロングにしているときも、髪はまとめているほうが好きなので、
イヤリングは映えるほう。
ただ、いろいろなところに重みがかかるのは嫌いで、
ネックレスなんかも、すぐ取りたくなる。
ピアスじゃなくて、イヤリングをしていた時期もあったけど、
そのときもすぐ取りたくなっていたし、
中学の頃から、何かものを書くときや勉強するときは、
腕時計を外してから書いていました。


アクセサリーというのも、
流行のサイクルがはっきりしているので、
今は、そういった装飾的で、少し大き目のイヤリングがどんどん出てきていますが、
この流行も何年かしたら、またすたれていきます。
だから、やりたいときはそれにのっていかないと、
次に同じような流れがくるのは、また少し先になる。

また、20代のときはそこらで売っているチープなイヤリングでよかったけれども、
年を重ねていくと、それもおかしいから、
それなりのものを買わなくてはならない。
そうすると、ますます何も買えなくなります。

流行のサイクル、
自分のサイクル、
それから私の言うところのシーン(背景)、
それらがぴったり一致しないと、おしゃれには見えません。
シーン(背景)には、社会状況も含まれるから、
今は「おしゃれが楽しい」だなんて、天真爛漫に言うことは、
とてもじゃないけれど、できない。

そうすると、ぴったりの時期が本当に少ないとわかります。
できるときにできる装いを、
買えるときに買えるものを。
背景は選べないから、
せめて、そのほかのものは自分で選んで。
選べるものは、自分で選んで。
あとは、
時代が変わるのを待つのみです。

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2014年11月1日土曜日

準備、装備、知識による武装

占星術のセッションで、
ほとんどの相談ごとは仕事と結婚なんですが、
仕事と結婚って、どれも自分だけの問題ではなくて、
特に仕事は社会状況をかんがみないことには、
考えられません。
考えられないだけではなくて、実行できません。

ホロスコープは潜在的なものなので、
必ずしも多くの人がそのとおりの人生を歩んでいるわけではありません。
特に、出生図にあらわれている潜在的可能性は、
使っていない人のほうが多いです。
だから、当てものと思って、
私の職業当ててみろ、みたいな感じで臨む方が若干いらっしゃいますが、
もともとそういうものではないので、
当たるわけではありません。

それはいいとして、
日本において、今まで女性の労働環境がよかったことは、
一度たりともありません。
そして今、その環境をより悪くしようという法律が通されようとしています。
これが現実。

雇われている側で、幸せな職業人生を歩む女性は、
日本においては、ごくわずかです。
(いなくはないけれど、すごく少ないです)
最近多いのは、大学を卒業してから30歳ぐらいまで正社員として働いたけれども、
将来性のない仕事で、何の専門性も、技術を身につけることもなく、
やめて、でもその次がこれといってないというケース。
女性の社員にキャリアを築かせるつもりがなく、
何年も単純な労働をやらせ続ける企業が
驚くほど多いです。

社会がよくなるのを待っていたら、人生は終わります。
とりあえず、今はそんな環境ではありません。
だとしたら、それぞれがそれに備えて、
自分で動くしかないです。
専門性のあるものか、
独立できる仕事でないと、
たまたま所属した企業の意思に左右される、
非常に不安定な人生になります。

本当は高校や大学、専門学校で、日本社会の現実という点を踏まえて、
用意、準備しないといけないのだけれど、
学校では、そんなこと教えてくれないでしょう、いまだに。

私が大学を出てから専門学校に行ったのも、
専門職に就きたかったから。
(そして、大学在学中、大学が実施した「卒業生調査」で
卒業生たちに職業についてインタビューしたことで、
大卒女子の職業人生の惨憺たるさまを知り、危機感を持ったため、とも言える)
だからといって、私にとって大学が必要でなかったといえば、
そうではないです。
大学に行ってなかったら、
今の知識はなかったし、単なるファッション好きなおばかさんになっていたでしょう。
それだけではなく、
ほかのアパレル業界にいた先輩たちや、アパレル会社組織のように、
自分たちの利益優先で、
「基本的人権の尊重」と「公正さ」を全く無視し、
後輩に違法なことを強いてもおかしいと思わない、
何かに欠けた人間になっていた可能性もあります。
(もちろん大学へ行かなくても、自力でその知識を身につけることは可能よ。)


今も決して経済的に安定しているわけではありませんが、
仕事という面においては、
人生の中で一番、心理的に安心感があります。
誰にも違法なことを強いられない、
自分で決められるということが、
明らかに、人生の質を高めました。
(次の目標は電気のオフグリットなんだけど、
それはお金がかかるんで、まだまだ。
これもかなり精神的に安心できそう)

おしゃれについても、本当のことは誰も教えてくれなかったように、
女性の仕事に関しても、
現実を認識して、ではどうしたらいいか、
実践的に教えてくれるところは、ほとんどありません。
まだまだ私たちが進むのはけもの道。
自分で深い森をかき分けて、進まなければなりません。

私もいつかこのことについて、教えられればいいと思うけれども、
まだそこまできていないから。
とにかく、準備、装備、そして知識による武装。
働きたい女性には、それが必要です。

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