2014年9月29日月曜日

さようなら、ゴルチエ


ジャン・ポール・ゴルチエがプレタポルテのショーを今回限りで終了することになりました。
今後はオートクチュールだけ。
ということは、オートクチュールを買わない、
一般の人は、ゴルチエデザインの服は手に入らないことになります。

80年代から、ゴルチエはファッション界のアイドルでした。
今でこそ、日本ではあまり取り上げられることはありませんが、
オンワードがバックアップしていたこともあり、
80年代、90年代と、ゴルチエの人気、影響力は大きかった。

ゴルチエの功績はいろいろあると思いますが、
ジェンダーの壁をこえることに貢献したのは、彼が一番ではないでしょうか。
しかもそれが単なるおとこおんなルックとか、おんなおとこルックではなくて、
モードに昇華されている点では、他のデザイナーの追随を許しませんでした。

私がブンカにいたとき、
武道館で主にフランスのデザイナー・ブランドを集めたショーがありました。
そのショーには学校からフィッターのリーダーとして派遣されたのですが、
武道館のステージの裏で、ゴルチエ先生に遭遇しました。
トレードマークのボーダーシャツを着て、
何か熱心にめちゃくちゃな英語でしゃべっている姿が印象的でした。
そのとき私は、
ファッション業界だったら、あんないい加減な英語でいいんだと、
納得したことを覚えています。

ゴルチエ、好きだったのですけれど、
高くてほとんど買えませんでした。
買ったのは白いシャツ1枚。
当時、まだビッグシルエットが流行っていたのに、
もうすでに肩幅がジャストで、袖口がカフスになっている、
そのときの流行の先を見据えたシルエットの白いシャツでした。
着るときは必ずアイロンをかけて、
びしっとした状態にしてから、腕を通しました。

きのうは、久々にアイロンがけした白シャツを着ました。
私にとって、アイロンがけした白シャツは、やはり一つの衣装。
ワークショップの開催者としては、
悪くない衣装ではなかったかと思います(が、いかが?)。


☆写真:藤沢の梨。樹齢100年こえているんだって。

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2014年9月28日日曜日

植物と動物モチーフ

現在、パリコレクションが進行中ですが、
相変わらず、植物、そして動物モチーフが多いです。
それとオリエンタル。
オリエンタルの流れだと思いますが、
CARVENのショーでは、胸に「カルヴェン」と書かれたニットが登場。
しかも字体が、昔のウルトラマンみたい。
日本人にはどこが素敵なのかわからない感じです。

で、動物モチーフです。
ランバンのショーでは、
シックなドレスに金の鳥モチーフの大ぶりのネックレスをあわせていました。
この手の動物の大きいモチーフのネックレス、
私の記憶だと、80年代に少しありました。
カラフルな樹脂素材でできていて、
おしゃれな人がこぞってやっていました。
ビッグシルエットの服には、
大きなモチーフや、
長いネックレスが似合いますから、
この大きな動物モチーフのネックレスや、
その他、ワッペンのようなものは、今後もいろいろ出てくることでしょう。

私はファッション・レッスンで、
これといって、自分の特徴のないスタイルの人には、
何かモチーフを決めて集めるといいですよとアドバイスしているのですが、
動物が好きな人は、
鳥、猫、バンビなどと決めて集めると、
これからはいろいろ集まると思います。

こういったモチーフは流行るときと、全く流行らないときがありますから、
お好きな人は今こそやるべき。

ここのところまとめてコレクションを見ていて、
大きな流れが見えてきました。
この先10年ぐらいのはっきりした志向があります。
一見ばらばらなように見えますが、
今、優れたデザイナーがやろうとしていることには共通点があります。
もちろんそれは社会の流れと無関係ではありません。
デザイナーたちは、ある「理想」のために大きな流れを作っています。
それが受けいられるかどうかわからなくても。
(詳しくはいずれまとめておしゃれブログに書きます)

いつでも理想がある。
けれどもそれは、三年寝太郎のように待っているだけではやってこない。
その理想に向かって何かやった人と、ただ待っているだけで何もやらなかった人とのあいだで、
大きな差が出ているように思います。


デザイナーは理想のために行動する人たちです。
ヴィヴィアン・ウエストウッドも、キャサリン・ハムネットも。
気づいたなら、やはり動くべき。
遅れれば遅れるほど、新たに動き出すのは難しくなりますから。

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2014年9月27日土曜日

オーガニックを選ぶ、つながる

現在、ほとんどの野菜、米、果物はふるうつらんど井上さんで買っています。
ただ、バナナとかグレープフルーツとかアボカドのような輸入の果物や、
季節的に緑の葉っぱが何にもないときは、スーパーマーケットを利用しています。

ふるうつらんど井上さんは面白いシステムを採用していています。
自分の持っている農地を近所の、たとえば定年退職した方や、
ごく小規模の農家さんに貸して、
そこでオーガニックの作物を作ってもらい、
その日に収穫し、おのおのがお店まで持ってきて、
それぞれ自分の収穫した分を売るというやり方です。
だから、売っている野菜にはどれも作った人の名前が表示されていて、
買う人は、お気に入りの生産者を選べます。
同じトマトを買うにしても、私は誰々さんのトマトを買うわ、とかできるわけです。

で、そこで売っている野菜や果物は主にご近所の人たちが買います。
駐車場があるので、遠くからくる人も一部いらっしゃいますが、
メインの消費者は近所の人です。

私がふるうつらんど井上さんに通うようになってから、
4年ぐらいになります。
(ずっと前は今のシステムではありませんでした)
最低、週に1回は買い物に行くので、
昔ながらの買い物の仕方が楽しめます。
つまり、スーパーマーケットのように、ただ機械的な接客を受けるだけではなくて、
行って、天気の話や世間話をしたり、近所の情報交換したりすることを含めたお買い物です。

ちょっと残念なのは、
ふるうつらんど井上さんに買い物に来る若い方が少ないということ。
年配の方がほとんどです。
見た目がおしゃれとかじゃないですし、
ちょっと入りづらいというのはあるかもしれません。

いつも同じところに定期的に通っていると、
それだけでゆるいつながりができます。
これが広がっていくと、地域でも、かなり面白いことができると思います。
鎌倉なんかだと、小さなカフェでもそういうネットワークができて、
若者が集い、新しい文化も生まれています。

きのうは偶然、札幌郊外にヤギがいる「やぎや」というカフェがあるということを知りました。
いいな、このカフェ。
理想です。
ふるうつらんど井上さんにもヤギがいます。
ヤギがいて、
そこで収穫したオーガニックな野菜や果物があって、
そこにカフェがあって、
そこではたまにライブがあったり、ワークショップがあったりしたら、
本当に最高だと思います。

最高だと思うんだったら、
自分でやりましょうということで、
私も明日、ふるうつらんど井上さんでワークショップを開催します。
いつかゆるくカフェイベントみたいなのもやってみたいです。
井上さんは天然酵母を使ったパンを焼いて売っているので、
あとはお茶かコーヒーだな。
それがあればできますね。
いつかやりましょう。

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2014年9月24日水曜日

スタイリングは変わっていくもの

きのうはプラダのショーの細部を見ていました。
非常に凝ったブロケードと呼ばれる織物のシャツとスカートの上に、
学生が着るような黄色いニットのベストをあわせています。
これは、今までだったら、
「なんでそんなベスト着てるの?」
「寒いから、着てきちゃった」
というように、ひとこと言い訳が必要な組み合わせ。
足元のブーツからも、中途半端な長さのソックスをのぞかせています。

豪華な絹織物に平凡なニットのベスト、
ブーツからの中途半端なソックスは、
それまでだったら、
スタイリングしてはいけない組み合わせです。
しかし、ミウッチャ・プラダ先生は、
そんなことないです、これが新しいのです、と言います。

おしゃれに見えるスタイリングとは、
変わっていくものです。
それは近代のファッションの歴史がそうだからです。
基本的には、男性が着る服の取り入れから始まっています。
だからいつでも、
今までそういうふうには着なかった、
けれども、これからはそれでもOKです、
という新しい提案がなされていきます。

それまでは、
ドレスにスニーカーをあわせるのはいけませんというのがスタイリングのルールでした。
けれども、
誰か先頭を切る人が、
これは主にデザイナーなのですが、
それでよいと言えば、
次からはそうなります。
こうしてはいけないという禁忌は解禁されて、
幅が拡大していきます。
で、それをいち早く取り入れるのも、
おしゃれに見える一つの方法です。

これも詳しく書くと長くなりますから、
いつかおしゃれブログのほうに整理して書きます。

というわけで、この秋冬は、
(プラダは春夏なのですが)、
サボにソックスをあわせて、
美しい素材のブラウスやスカートにいきなりニットのベストを着ちゃう、
これがおしゃれに見えるのです。
勇気のある人はやってみてください。
(田舎ではやめたほうがいいかも・・・)


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2014年9月23日火曜日

着物リメイクにならないのはなぜなんだろう

さて、秋分ですが、明日が新月なので、
詳しい天体の動きは明日書きます。
春分からの半年が終わり、次のシーズンの始まりです。

そして次はみけちゃん。
昨夜は玄関で寝ないで、
ほかの猫もいるリビングで寝ました。
いきなり進歩。
きのうも日中、おとらにけんかを売られましたけれど、
私がみけちゃんを応援に行ったら、
なんだか自信がついたみたい。
ここ、私がいてもいいんだ、みたいな。
これでうまくいけば、徐々に玄関エリアに置いてある、みけちゃんグッズを撤去です。

ところで、前にも書きましたがグッチです。
着物柄の生地を使ったブラウスやドレスなのですが、
あれを日本の人がやったら、
着物リメイクみたいな味付けになってしまいます。
だけれども、グッチがやると、そうならない。
リメイク、にならない。
それはなぜなんだろうかという話です。

ちょっと考えたのですが、なかなか難しいです。
しかしグッチのデザイナーのフリーダにしてみたら、
着物柄だろうが何だろうが、柄は柄なだけで、
そのほかの部分はふつうにシャツやドレスをデザインするのと同じようにデザインしたまでのこと。
着物リメイクの場合、まずは着物をほどいて、それを使います。
日本の反物は幅が38センチ。
そうすると、リメイクするときに、常に38センチを念頭に置くことになります。
それがたぶんデザインするときのかせとなって、
自由にデザインできないのではないか。
38センチなので、広く使いたかったら、つぎはぎするしかないわけで、
そうするとまた、「洗練」とは違う雰囲気になります。

着物柄をリバティプリントと同じと思って、
それを使ってブラウスやドレスを使ったら、
着物リメイクの域を出られるのかもしれません。

ただ、着物柄という歴史的財産をイタリア人デザイナーはうまく使えるのに、
日本だとなかなかいいものができないというのも残念な話。
ここがうまくいったら、可能性はかなり広がると思いますけれど・・・。

そうそう、このあいだ、篠原ともえちゃんがプラネタリウムライブのときに、
自分でデザインした手ぬぐいをつなげてワンピースを自作したものを着ていました。
確かにできることはできる。
けれども、洋服を作るのだったら、やはり幅が必要です。
決められた幅があって、
それを壊すことができない、
それがやはり足かせなのかもしれません。


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2014年9月22日月曜日

憧れのバレリーナ

2015年秋冬のボッテガ・ヴェネタのショーは、
バレリーナのリハーサルの後、のような雰囲気のスタイルから始まりました。
バレリーナになりたいと思ったことがある女の子は多いと思います。
それは踊るということも含めて、
あの衣装やふわふわした練習着に対するあこがれもあったからでしょう。

ボッテガ・ヴェネタのショーを見て、
私も中学校のときのバレリーナの友達を思い出しました。
さっちゃんというその子は、
脚は長く、顔は小さく、しかも美少女で、
理想のバレリーナでした。
お母さんは洋裁が得意で、中学校の制服まで作ってしまう実力。
さっちゃんは家庭科の課題をいつもお母さんにやってもらっていて、
中学1年生の出来栄えとは思えない、
あまりに立派な花の刺繍のついたバッグを提出して、
先生が苦笑していたことを覚えています。

バレエの衣装や練習着の、あのふわふわしたやわらかいものは、
鍛えた肉体の上にのるから美しいのであって、
そのストイックな雰囲気も、またこちらの憧れの対象になります。
なぜなら私たちは、あそこまでストイックに肉体の訓練を追求できないからです。

強靭な肉体の上にのせられた、
ふわふわしたはかなさは、
これからあと10年は続くであろう、ファッションのテーマです。

ダンサーのための服は、
鍛えていない肉体にとって危険なものですが、
それが似合うようになろうとするのは悪いことではない。
私の友達だった美少女バレリーナのさっちゃんも、
強靭な肉体と精神の持ち主でした。

か弱く、はかないだけではない。
何年もかけて作り上げた強さを内包している。
少女たちがバレリーナに憧れたように、
少女でなくなった私たちもまた、
あの気持ちを取り戻し、違う方法で向かうのもまた、
美しいのではないでしょうか。

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2014年9月21日日曜日

みけちゃん

猫のまるちゃんの妹(たぶん)で、猫のみけちゃんというのがうちにいます。
ただいま、玄関を主な活動エリアとしています。
そのためうちの玄関エリアには、
みけちゃんのご飯とお水、爪とぎ、寝床として使うキューブなどが配置されています。

みけちゃんが玄関を活動エリアとするようになったのには理由があります。
1年ぐらい前までは、ほかのみんなと一緒にリビングのいすに座っていたのですが、
何かの拍子にけんかになり、
特におとらという怖い猫にいじめられて、
リビングに入れなくなってしまったのです。
まるちゃんも家出してしまったので、
2人でいることもできなくなって、
それ以来、玄関住まい。

けれども、リビングに入りたい気持ちはあるので、
いつもリビングのドアの前に座って、中の様子をのぞいていました。
その姿は、まるで教室に入ってみんなと一緒に授業が受けられない不登校の子のようでした。
(先日も姪の誕生日だったので、みんなでケーキを買ってきて食べていたのですが、
それを少しあいたドアの隙間からじっと見つめていました。
たぶん、
なんだろう、あれ、誕生日会かな、いいなあ、とか、考えていたはず)

しかもこのみけちゃん、全然人になれていなくて、いまだにちゃんと触ったり、
抱っこできないのです。
とにかくさわろうとすると逃げる、逃げる。
人なれしていないお母さん猫のもとに生まれるとこうなるらしいのですが、
それにしてもひどすぎる。
もうすぐうちにきて4年にもなろうとしているのに、ほとんどさわれませんでした。

しかし、こんな状況ではよくないと、私も思いなおし、
何とか解決策はないかと、ネットを検索しているとき、
アメリカの番組で「My cat from hell」という、
困った猫ちゃんを生まれ変わらせる番組があると知り、
それを夜な夜なYou Tubeで見続けました。
一緒にいる猫とけんかする猫と、人になれない猫がテーマの回を見つけて、
完全には真似できないけれども、ちょっと真似て実行。

そうしましたところ、きのうから、
みけちゃんがリビングのドアの近くのイスに座って何時間かは過ごせるようになりました。
ただし、私がリビングにいて、おとらを監視しているあいだだけですけれども。

またずっとさわれなかったのも、
その番組でやっていた、まずは人差し指を鼻に近付けて、
そのままあごのほうへ持っていく方法を繰り返したら、
あごにかけてさわっても平気なようになりました。
上から手がかぶさる形でさわれるのは嫌だけれども、
下からくる分には大丈夫みたい。

完全復帰にはまだ時間がかかると思いますが、
玄関暮らしがそろそろ1年になろうとしていたので、
かなりの前進です。
あとは、家出したまるちゃんが帰ってくればいいんですが・・・
それはまだ遠そうです。

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2014年9月20日土曜日

レザーは春夏物として発表される

ただいまミラノコレクション開催中ですが、
グッチ、プラダなど、70年代リバイバルなので、
レザーのコート、ジャケットなど、多数出しています。
表革もそうなのですが、スウェードも多いです。

日本人のイメージでは、
レザージャケットは、どちらかというと、秋から初冬のもの。
春がきた、レザーを着ようという感じではないし、
夏は暑すぎて、とてもじゃないけど着られません。
けれども、ヨーロッパの人たちにとって、
レザー・ジャケットは春夏のほうが気分なのかもしれません。
(ここら辺は、実際、住んでみたわけではないのでわかりませんが)

ところで、スウェードのジャケットやベスト、
日本でも70年代に流行ったと記憶しています。
子どものころ、友だちのお母さんがスウェードのジャケットを着ていたような記憶があります。
ただし、ご承知のように、スウェードは湿気に非常に弱い。
自分でちゃんとタンスにしまったつもりでも、
次のシーズンに出してみると、必ずカビています。
高温多湿の地帯では、スウェードは無理です。
それで、たぶん、エクセーヌというスウェードライクな合成皮革が開発されたと思います。

レザーのジャケットもコートも高額です。
ちょっとしたバッグと同じか、それ以上の値段です。
もちろん安価なものもありますが、安価なものはそれなりの質感です。
だとしたら、いっそのこと合成皮革のほうがいいのですが、
合成皮革もポリウレタン樹脂を使ったものは、
劣化が激しいので、結局、すぐ捨てることになります。

というわけで、このレザーブームが日本まで波及するかは、いささか疑問。
若者はそこそこ着るかな。
レザーのコートは、真冬は寒いだろうし、
ゴールデンウィークが過ぎたら暑すぎるだろうし、
高価な割には出番が少なそう。

ただ、車移動の人にはレザーはいいらしいので、
どこへでも車で出かける地方の人にはいいかもしれません。

ついでに、今回のグッチ、プリントが着物柄でした。
着物柄をアレンジしたというよりは、そのまま。
それをブラウスやドレスに仕立て直したという感じのものが多かった。
これまでいろいろなブランドが、
何度も日本の着物柄で何かを作ってみるのですが、
流行ったためしがありません。
日本の人は、このあからさまな日本風が好きではないようです。
マルジェラの足袋ブーツも日本ではいている人はついぞ見ませんでした。

私はここら辺、うまく日本人が取り入れたら素敵だと思うのですけれども・・・
というか、次回、ヨーロッパへ行く時は、
何かしら着物柄のものを持つか、着るかするつもりでいます。
まだ行く予定がないのが残念なのですが。

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2014年9月17日水曜日

どんなスタイルにもスニーカーとサンダル

2015年春夏コレクションの、今、ロンドンファッションウィークなんですが、
本当にどこもかしこもスニーカーと、
健康サンダルというか、ビルケンシュトック式のサンダルで、
これはこのまま定着してしまうでしょう。
ドレスにもスーツにもスニーカーとサンダルでOKです。

私がおしゃれブログのほうにスニーカーについて書いたのは、
地震の後でした。
あのときは、これは大人もスニーカー一足持っていないと、
危ないよということで書いたんですけれど、
そのころはおしゃれなスニーカーって、ふつうにはまだあまりなくて、
プーマやらアディダスで出している一部、デザイナーもののスニーカーぐらい。
あとはパトリックとか、昔からあるコンバースとか、
そんなものだったと思います。
ニューバランスは歩きやすいので、
私も長い間、お気に入りだったのですが、
デザインがいつもいまひとつで、ファッション誌では取り上げない部類のスニーカーでした。
それが2011年。

去年ぐらいからスニーカーが復活したと思いますが、
これからはおしゃれなスニーカーがスポーツウエアのブランド以外でも出てくるでしょう。

大人が、たとえばスーツにあわせたりしたいなら、
革のスニーカーがいいと思います。
おしゃれ度を高めたいなら、黒い革ではなく、さし色として使うような色のものを。
今回のバーバリー・プローサムで発表されたような、
マルチカラーのものも革だったら、
大人でも使えます。
もちろんリアルレザーではなくて、フェイクでも可。
要は、布っぽくなくて、革みたいな素材感のもののほうがいいです。

バーバリーのコレクションのフロントローで、
カーラがパンツスーツにマルチカラーのスニーカーをはいている姿が見えました。
このスタイル、流行るというか、
おしゃれな人は取り入れるのではないかな。
ジーンズではなく、スーツにあわせるのが新しいわけです。
それを歩くためにスニーカーはいているのよ、ではなくて、
おしゃれに見せるためにスニーカー合わせてるのよと見せるのがポイント。

とにかくスニーカーとサンダルはほとんどどんなものにも合わせてよしとなりましたので、
これからはどんどん合わせましょう。
だんだんそれがふつうになっていきます。


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2014年9月13日土曜日

続けてみると発見がある

ほとんどの人にとって、パリコレクションもロンドンコレクションも関係ないと思いますが、
興味を持っているならば、
ずっと見続けているといいです。
そこには必ず発見があります。

きのうはニューヨーク・コレクションで発表された
マーク・ジェイコブス先生の作品(商品)を見ていたのですが、発見がたくさんありました。

まずマーク先生、ルイ・ヴィトンを辞めてしょんぼりしているのかしら?と思ったら、
さにあらず。
初期のころのマーク先生の作風を彷彿させるコレクションになっていて、
まさに本領発揮。
初期のころってどんなの?知らないという方も多かろうと思いますが、
私のファッションレッスンのレベル2を受けた方はご存じなんですよ。
コーディネートの見本としてお見せする、紺色のポケットが4つあるジャケット、
あれ、マークの今はもうないディフュージョンラインのもので、
買ったのは1998年頃なんですよ!
質問されなければお答えしていないので、まさかそんなに古いものだとは、
ほとんどの人は気づかなかったはず。
でもあれがマークの初期の作風なのです。
で、戻ってきました、お得意のポケット4つのミリタリー・テイストのジャケット。

またミリタリーと同じ流れで、カーキ色のいろいろなものがたくさん出ていました。
カーキって、カーゴパンツとモッズコート以外は実際、あまり売っていません。
カーキのカシミアニットなんて、見たことないでしょう?
しかし、マーク先生はあらゆるアイテムをカーキで作ってきました。

マーク先生みたいに、長続きするデザイナーは、自分の作りたいものをただ出すのではなくて、
ちゃんと流れを読んで作品を発表します。
フードのついたスウェット地のジャケットみたいなのも出ていました。
ほかと何が違うか。
体に対する空気の割合が違うのです。
かなりビッグシルエットになっていました。
つまり、こういうことです。
スウェットシャツ、形は変わりようがないけれど、
今のシルエットは違うんだよ、と。
2000年代の身体にぴったり寄り添うタイプじゃなくて、
だぼっと着る、どちらかといえば、80年代のようなシルエットが、
また今の気分なんだよということがわかります。

そのほかにも、ほとんどのスタイルにスライド型のサンダルをあわせていました。
これも同じ。
このスタイルにサンダルをあわせるのが今の気分なんだよ、ということなんです。

ペンシルスカートと呼ばれる、ひざ丈のタイトスカートが最近復活していますが、
あれも同じこと。
あれにナチュラルストッキング、5センチヒールの黒パンプスをはいたら、
それは今の気分じゃないのです。
あそこにスニーカーやスリップオンをあわせたり、
ソックス+サンダルをあわせるから、ひざ丈スカートが新しく見えるのです。

これは流れです。
だから今だけ見てもわかりません。
ほとんどの人は流れとしては見ていませんから、
どちらに向かうのかわかっていません。
だから、私がファッションレッスンで何を買い足したらいいかアドバイスするときは、
流れを見てお教えしています。
流れに逆行してはだめなのです。

買うとか、買わないとかに関係なく、
好きなブランドがあったら、それだけでも毎シーズン観測するといいと思います。
そうすると、必ずわかることがあります。

(あれ、なんかこのボリューム、月曜日にファッションのほうに書いてもよかったな~。
もうちょっと付け足して、そうしようかな~。
まあ、ここはたたき台エリアなんで、重なったとしてもお許しくださいませ)


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2014年9月12日金曜日

2015年の春夏コレクションが始まった

9月になると、もう次の年の春夏コレクションが発表されます。
今、ニューヨーク。
そこから、ロンドン、ミラノ、パリみたいな感じで移動。

ここのところ、ニューヨークコレクションを観察しているのですが、
来年の春夏も引き続き、フェミニンな傾向のものが多いです。
花柄も多いですが、全体が花びらのようにふんわりしていたり、
軽く薄い素材で幾重にも包まれているようなものも多いです。
包みたいので、スカート丈も長めが徐々に台頭。
だけれども、包むだけではなくて、どこかにぱっくりスリット、
つまり切れ目が入っています。
現在はニューヨークコレクション開催中ですが、
パリコレクションも同じような流れだと推測します。

で、流れは流れとしてあるのですが、
気になるのは日本の不景気。
経済指標からみると、97年以来の景気の落ち込みだそうですが、
私の感覚では、今まで生きてきた中で一番ひどい感じがします。
端的に言うと、服の動き、流れが止まった感じ。
消耗品とか、実用品は買うけれども、
それ以外はほとんど動いていない感じです。
だとすると、流行なんかどうでもよくなります。
その証拠に、トレンドに対する反応がすこぶる鈍いです。

思いだすのは私が94年にロンドンに行ったとき。
街行く人があまりにひどい格好なんで、心底驚きました。
あの状態が東京にも来るのでしょうか。
だとしたら、恐ろしい。
東京はかろうじて体面を維持するかもしれませんが、
地方はもうどうでもよくなるでしょう。

ファッションの流れの変化、そしてこの急激な不景気もあって、
私もファッションレッスンで教えている内容がちょっとずつ変わってきています。
少し先を見据えたワードローブ構築をしないといけませんから、
前よりもっと慎重に全体を計画しないとなりません。
以前よりずっとシビアになってきました。
だから、みんながショックで固まってしまうぐらい、シビアに構築するようにお伝えしています。
(その結果、余計な服を買わなくなりました、というご報告を多数いただいております)

日本のファッションも90年代がピークだったのかな。
20代がヨージやら、アルマーニやら、ヴィヴィアンやらを着て、
青山界隈を歩いていた時代が、
今では夢のようです。
私も20代でヨージの紺色のウールギャバのスーツを買って、
よく着ていました。
あのころは、年をとったら、もっとよくなると純粋に信じられましたけれど、
そうではなかった。
この先、逆転は起きるのか、沈没するのか、
神のみぞ知るです。

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2014年9月11日木曜日

ファッションの学校を出ていなくてもデザイナーになれるか?

最近、海外ではオルセン姉妹とか、ヴィクトリア・ベッカムなど、
ファッションとは関係のない分野から出てきた人がデザイナー(あるいはディレクター)をする
ブランドがふえてきました。
そこで、ファッションやデザインの学校を出ていなくても、
デザイナーになれますかという質問をいただきました。

自称だったら、なれると思います。
または、どこかテイラーなどで修行して、
服の構造について勉強したなら、なれると思います。

でも、そんな学校を出ていない人もたくさんやっています。
あれはどうなんだということなんですが、
実際は決して1人ではやっていないと思います。
チームでしょう。
で、彼らはデザイナーというよりは、ディレクターで、
それはいい、悪いを決める決定権がある人でしょう。

デザインというのは、構造を決めることなんです。
学校に行っていなくても、
この構造については知っていなくてはなりません。
裏地の仕様についても知らなくてはなりません。
それを決めるのもデザイナーです。
なぜなら裏地のつけ方で、
全体の見え方が変わってきたり、
ボリュームが変わるからです。

デザイン画には、ダーツの線や、ステッチがあるかないか、
ポケットの位置などをかかなければいけないので、
構造を知らないと、それはできません。
だから実際に、洋服の構造や仕様について、
ほとんど何も知らないような人がやっているのは、
決定すること、だと思います。

次から次から誰かが何かを挙げてきて、
それについて、いい、悪いをどんどん決めていく。
決めていったからには、最後の責任はその人です。

そのチームを自分で集めるか、
またはチームとして集まっているところに、
誰かに呼ばれていくか、それはさまざまだと思いますが、
一人ではできません。
集める場合はもうすでに資金がある人、
呼ばれる場合は何らかの分野で知名度の高い人などになります。

最近、外部から呼ばれたデザイナーが多いのは、
内部で育てる力がないこと、
それから、自力でデビューするのは資金的に難しいことなどの理由からだと思います。

今、日本では呼ばれてデザイナー、またはディレクターに就任というパターンが多いですが、
これもそう長くは続かないでしょう。
なぜなら、任せられる人はそう多くはいないから。
在庫の山は恐ろしいです。

これからはきっと、デザイナーを抱えないで、
ときどきに応じてコラボレーションしていく、
そんなパターンが増えるのではないでしょうか。
同じ人の同じテイストがずっと流行り続けるというのは、
まずないですから、始めたからには終わりが見えます。
それか、ごく小規模で少量ロットを作り続けるスタイル。
それと、あくまでマスに訴える、デザインはどうでもいい大量生産型と。

一人ではできない。
そのことを忘れたときからデザイナーの転落は始まります。
たくさん落っこちた人を見てきました。
一人では決してできない。
それを忘れてはいけないと思います。


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2014年9月10日水曜日

教育を買うカスタマー

このところ、内田樹先生の著書をたくさん読んでいて、
(先生のご意見に全部賛成できるわけじゃありませんが)、
先生が何度も繰り返して言っている、
教育の株式会社化現象の弊害について、なかなか私にはピンとこなかったのですが、
このあいだ、ふと、あ、あのことだという事件があったことを思い出しました。

マチルダからインテグレート・ヒーリングを習ったときのこと。
資料として使うチャートブックについて、
一部の受講生のあいだで問題になりました。
というのも、そこに並べられている文言が、
私たちが使う目標設定の言葉としてはふさわしくないのではないか、
と彼らは言うのです。

私は、この人たち、何をもめているんだろう?と思って観察していました。
だって、その本はそもそもIHのために作られたものでも、
マチルダが作成したものではないのですから、
ぴったり当てはまるわけありません。
あくまで参考資料なのだから、そこは自分で工夫して使わないといけない。
そんなのちょっと考えたらわかることじゃないのかなと、
思ったのでした。

彼らが言いたいのは、
ぴったりそのまま使える言葉でないのは、
不具合だというわけなんです。
しかも、もめていた彼らは、その前の月に前半部分を習ったばかりの人たちで、
ほとんど自分でセッションをしていないはず。
やってみてわかったことを言っているのではなくて、
やる前から文句を言っています。

私のすぐ近くでもめていたものですから、
思わず、その本を使って何回もセッションしたのかどうか聞いたら、
してないと言います。
で、私が、
「どっちにしろ、その本はそのまま使えない言葉のほうがむしろ多いですよ」
と言ったら、
その中の1人がこう言いました。
「だったら、全部使えるようにすべきじゃないですか?」

その言葉を聞いて、私は絶句しました。
言いたいことの意図がよくわからなかったのです。
だけれども、今はわかります。
言ったその人は、自分をその教育を買うカスタマーであると認識していたのです。
つまり、買って帰って、あけてみて、
すぐ使えない付属品は不良品であるから、
すぐに対処するか、交換すべきである、
そういう理屈で言っていたのです。

少なくとも、大学レベルの教育の場で、
そんなことを言う人はいないと思います。
だって、そんなことを言っていたら、本当の勉強にならない。
ブンカのように、モノづくりを教えるところや、
アート関係の学校でも、そんなことを言う人はいないでしょう。
なぜなら、教わったものをそのまま自分でやったところで、
それでは何の実力にも評価にもならないから。

私の中では、彼(男性でした)が言ったその言葉がなぜかずっと引っかかっていました。
なんだろう、あの当然だという変な態度、意味がわからないと思っていたのですが、
あれはクレイマーの態度だったのです。
自分は消費者なのだから、不具合についてクレームを言うのは当然だというわけです。

で、そういう人、その後どうなったのか気になりますよね。
はたして、カスタマーとして教育を買った人は、
帰ってから、付属のキットがそのまま使えないと知って、
どうしているのだろうかと。
その後、彼と会ったという人に聞いたところ、
4月ぐらいには、もうIHのセッションはやめたということでした。
2月に買って、不具合があったので、4月で使うのはやめた、
みたいな感じなのかな。

勉強もアートも、ヒーリングだって、
みんなクリエイティブな行為。
カスタマーの態度でいたら、
クリエイティブは無理。
買ったものを組み立てるだけじゃないですもの。

で、その彼は早速次のお買いものをしているそうです。
次はいいお買い物ができるといいですね。


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2014年9月9日火曜日

The Rowがいつもなかなかよいのだけれど

あのオルセン姉妹がプロデュースするThe Rowがなかなかよいです。
このあいだ「素敵な66歳」で紹介したリンダをプロモーションに使ったりしているし。
しかし、一体どうなっているのか、
あの双子ちゃんがデザインしているのか、
学校いっていたふうはないのにと、ずっと疑問に思っていたのですが、
どうやら実際にデザインしていたのは Nadege Vanhee Cybulski。
(読めません・・・)
で、この人今回の2015の春夏でThe Rowを去って、エルメスに行くとのこと。
納得。

呼ばれます、これなら。
まるで出世魚のように、デザイナーがどんどんかわっていく昨今。
ちゃんとかわりは育っているということですね。
Nadege Vanhee Cybulski
Nadege Vanhee Cybulski
Nadege Vanhee Cybulski
Nadege Vanhee Cybulski

2014年9月8日月曜日

流行の周回遅れ

きのう、あるセレクトショップの今年の秋冬に提案するコーディネイトをネットで見ました。
タイトスカート、
パンプス、
グレーのスウエットシャツ、
パールのネックレス。
これはね、
去年の気分のスタイリングです。
スウェットシャツをパールやらスカートとあわせたかったのは、
1年前の気分です。

私は去年の夏にオルタナティブのグレーのスウェットを買って、
去年の秋にグレーのスウェットにシルバーのパールというスタイルをよくしていました。
だって、それは去年の気分だったんです。

ただ、セレクトショップのディレクターが、
そんなに流行にうとい人だとは思えない。
ではどうして今年なのか?
それはつまり、去年は売るべきグレーのスウェットシャツがほとんどなかったからです。
作る側は遅れます。
多くのメーカーは後発組です。
先頭を見てから作り始めます。
だから、周回遅れです。
量販店に卸すメーカーは、周回遅れの人を見てから作り始めますから、
もっと遅れます。

ただ最近、インターネットが発達して、
情報が伝播する速度が上がったので、
この遅れはだいぶ縮まりました。
前は3年から4年あったけれど、今は2、3年。
スウェットなんていうものは、
昔からあるし、生産するのは簡単ですから、
この流れはあっという間に広がります。

流行が広がって、お年寄りと幼児が同じスタイルをし始めたら、
もう終わりです。
お店で言ったら、しまむらに並び始めたら終わりです。

スウェットシャツ、今年の秋冬はいっぱい出てきます。
もう流行ではなく、ふつうのもの。
スウェットとスニーカーとジーンズ。
なんだかそれって、
70年代の若者みたいです。

そこからどうやって抜けるか、
次はそれが問題になります。 

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2014年9月7日日曜日

レーヨンという素材


レーヨンは、その名前をフランス語のrayonを語源としている、
というか、まんまじゃないのか、という素材です。
(エリック・ロメールの作品に「緑の光線」というのがありましたね、あれと同じです)

このレーヨン、ドレープがよく出るので、
最近、多くのアイテムに使われています。
パルプが原材料なのですが、
パルプということは、紙と同じなので、
ウールやシルクなんかに比べて、
原価が安いはず。

レーヨンは製造過程で、二酸化炭素という毒性の強い化学物質を発生させるので、
ちょっとどうなのかしら・・・という素材です。
(パタゴニアでは使用しないと宣言しています)
それに対して、リヨセルは無害な溶剤を使うので、
選べるならリヨセルを選びたいのですが、
リヨセルは、まだまだあまり使われていません。
たぶん、原価が全然高いのだと思います。
リヨセルは、いわばブランド素材です。
(製品名はテンセル)

で、このレーヨン、パルプからできているので、
水にめっぽう弱い。
つまり、雨に弱いです。
弱いって、どうなるかというと、
まず、紙が濡れたときと同じような感じになります。
変な硬さが再現され、破れやすくなります。
おまけに、水にぬれると縮みやすい。
レーヨン100パーセントだったら、確実に縮みます。

できるなら、レーヨンは避けたい素材です。
この雨の多い日本で、雨に弱い素材なんて、
それは無理です。
雨に弱いんだから、汗にも弱いです。
雨も、汗もだめなんて、少なくとも夏物としては失格。

だけれども、どういうわけだか、メーカーさんたちはレーヨンがお好きでして、
かなりいろいろなところで使われています。
ポリウレタンと同じように、どんな高級ブランドでも使っていますから、
高いからレーヨンなんて使ってない、
というわけではありません。

私もなるべくレーヨンは買いたくないので、
ずっと買わないでいたのですが、
この前、間違って、レーヨンのものを買ってしまいました。
案の定、洗ったら縮みました。
(ドライとかいてあるのを無視して手洗いした結果です)

そんな嫌いなレーヨンですが、
今売られているほとんどのヴェルヴェットはレーヨンです。
ヴェルヴェットはあまり洗わないし、汗もあまりかかないような時期に着るので、
よしとします。

値段と素材の原価は比例しません。
買うならリヨセル。
リヨセル、もっと頑張ってほしいです。

☆写真:相模湾に釣り糸をたれる。何がつれるのでしょうか?私のつりざおじゃないです。

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2014年9月6日土曜日

カリーヌが言うことには


Vogue Parisの編集長だったカリーヌ先生は、今自分のファッションブックを発行しています。
50代後半になっても、タイトスカート&素足に11センチハイヒールです。
冬だって素足です。
ストッキングなんて絶対にはきません!

さて、そんなカリーヌ先生が、
Ultimately fashion is about expressing character.
(結局のところ、ファッションって、キャラクターの表現なのよ)
と言っています。

そうです。
そのとおりです。
先生の言うとおりです。

その人のキャラクターの表現なので、
雑誌のスタイルをそのまま持ってきてもだめなのです。
そこに「その人らしさ」が表現されていなければ、
それは完成ではないのです。

トレンチコート、
ボーダーT、
ジーンズ、
コンバースのスタイルは、
スタイルとしては完成していますが、
そこにはキャラクターがありません。
簡単だけれども、
そこにその人のキャラクターを付け加えようとしたら、
逆に難しい。

たとえばモデルの皆さんは美貌とか、スタイルのよさで、
そこにその人のキャラクターを付け足します。
では、それがない人は?
それぞれが考えなければなりません。

基本ができるようになったら、
次の課題はそれです。
キャラクター表現です。

今、ファッションレッスンのレベル3では、
それについてクライアントさんと一緒に考えて、
アイデアをいろいろ出しています。
楽しくなるのは、実はそこからです。
土台がしっかりしないと、
上に積み上げられないのです。

どんなに素敵なデザインで、
お店でひとそろえすすめられても、
それをそのまま着たら、
キャラクターは表現できません。
それを間違えないように。

確かにそうね、
でも私じゃないのよ、
ということです。
それを主張しなければ、いけません。
そう、カリーヌ先生のように!

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☆写真:いつもの江ノ島

※ちょっと皆さん、関係ないけれど、DAKSのヴィジュアルがカッコいいです。こちら。私もこんなパパが欲しい。そして、江ノ島じゃ、こうならないな・・・


2014年9月5日金曜日

生のものにふれるということ


先週、ケイト・ブッシュが35年ぶりにロンドンでライブを行ったそうで、
BBCのRADIO2は、ケイト・ブッシュ祭りでした。
ケイト・ブッシュは、私もライブをずっと見たいと思っていたアーチストの1人。
大学に入ってすぐできたばかりの友達が、
「私はケイト・ブッシュが好き」というのを聞いてから、
私もケイト・ブッシュが好きになり、本当によく聞いていました。

で、7月ごろは、プリテンダーズのクリッシー・ハインドがソロアルバムを出したということで、
ずっとクリッシー姉さん祭りでした。
ついでに、クリッシーの元旦那さんのジム・カーがいるシンプルマインズも一緒によくかかっていました。
(ついでじゃないかもしれないけど)

BBCのRADIO2には、日本時間の日曜日の朝始まる80’s専門の音楽番組があるのですが、
それでなくても、80年代のポップ、ロックがよくかかります。
私は高校生のころからデヴィッド・ボウイが好きなので、
BBCさえつけていれば、日に2度はボウイさんの曲が聞けてうれしいです。
(ボウイと呼ぶと、違うほうの意味になっちゃうので、私はさんづけです)

80年代後半からは、いろいろなライブに行きまくりましたけれど、
それがあったから、今聞いて楽しめます。
そのときにどっぷりつかったものは、
その後の人生をずっと彩り続ける。
ものすごくよいライブに1度でも出会ってしまったら、
それはその後の人生を変える力さえあります。
そのインパクトは大きいです。

そういう意味では、私にとっては、
パリのオペラ座で見た「カルメン」も、
20年前、ロンドンのロイヤルオペラハウスで見たバレエの公演に熊川さんが出ていたことも、
それほど大きなインパクトは持たなかったので、
その後、オペラ三昧、バレエ三昧にはならなかったのでした。
それより、プレルジョカージュの「ロミオとジュリエット」のほうがすごかった。
あ、もちろん、ピナ・バウシュも。

本物の生きている芸術に触れることができたということは、
本当に宝です。
だから、今回、シルビィ・ギエムの「ボレロ」を見られた人は、
その後の人生の宝を得たことになる。
それは本当にラッキーなことです。
だから、行くと決めて、行動した自分を誇りに思っていい。
それは誰にも理解されなくても構わないです。
なぜなら、確かにその瞬間は存在して、
それは永遠なのですから。
永遠を見たものとそうでないものの差は、
そこから生まれます。

☆写真:湘南の海です。

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2014年9月3日水曜日

スムージー・クレンズその後

先週末、スムージーだけで過ごすスムージー・クレンズをやりました。
小松菜は1束しか買わなかったのですが、余裕で1日で使い切りました。
最終的に、ちょっとグリーンが足りなくなったので、
1日半もたなかった。
スムージーに入れるグリーンはオーガニックのものしか使わないので、
スムージー・クレンズは、葉物野菜が豊富な季節がいいようです。
そうすると、冬になるんだけど、
常温に置いた野菜でないと、冷たすぎますね。
小松菜を栽培しているおじさんはふだん草も作っていて、
夏のグリーン・スムージーにはぴったりなのですが、
あんまり栽培していないらしく、
たまにしかなかったので、
先日、おじさんに会ったときに、
ふだん草をもっと作ってくださいと頼んできました。

確かにスムージー・クレンズをやった後は、
体が軽い感じがするので、
定期的にやったほうがよさそうです。
これでにんじんがシーズンだったら、
にんじんジュースも加えるといいと思うのだけれども、
オーガニック農家に、今、にんじんは売ってないので、
今回は断念。
スムージーだけだと、どうしても果物過剰になるので、
にんじんジュースとあわせてやるほうが理想かなと思います。
あと、カロテン摂取のためにも。

ところで、天気予報を見ると、
これは湘南地方に限ってかもしれませんが、
この先1週間、最高気温が30度をこえる日はありません。
今年は久々に9月から秋なのでしょうか?
だったらいいですね。
先週末から、セッション・ルーム以外では冷房をつけていませんが、
このままそれが維持できたらいいです。
そういえば、きのういらしたおしゃれで素敵なクライアントさんは、
もうブーツをはいていらっしゃいました。
私もそろそろブーツでいきます。 

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2014年9月2日火曜日

自分で動く、そして続ける

先日の篠原ともえちゃんのライブを見て、改めて確信したことは、
いろいろな趣味を持ち、それを育てるのはとてもいいことだ、ということです。
ともえちゃんは、
音楽、
ファッション、
天文学、
芝居、
と、活動の幅を広げています。
初めは音楽でデビューしたけれど、
「趣味」だった、ファッションも天文学もそれを仕事にまで昇華させました。

もちろん、1つのものを極めるという生き方もあると思います。
幸運にも、1つのものを極められるような仕事につけた人は、
それでいいと思う。
けれども、自分のライフワークと、収入を得られる仕事が一致している人は、
実際、とても少ないです。
たとえば、会社員で、今つとめている会社を明日やめたとしても、
すぐ次に自分のプロフェッショナルの分野での仕事がある人は、
ごく少数派。

困っちゃうのは、
今やっている仕事には何の専門性もなく、
明日やめることになったら、次にどこへでも行ける可能性も、
かといって、それにかわるものも何もない場合。

また、趣味にも、
能動的にかかわるものと、受動的なものとがあります。
受動的なものの代表は読書や映画鑑賞。
それは、何もないよりはいいのですが、
やはり弱い。
欲しいのは、受動的ではなくて、自分から働きかける能動的なもの。
実際に楽器を弾く、歌う、短歌を作る、料理を作る、服を作る、写真を撮るなど、
見ているだけ、読んでいるだけではなくて、
自分が動くもののほうが望ましいです。
どんなものでも10年もやっていれば、ある程度のレベルまでいけます。
場合によっては、それでお金ももらえます。

篠原ともえちゃんの場合も、どれか一つが異常に抜きんでいているわけでもないです。
それぞれの少しずつが、それぞれ長く続けてきた成果が、
何かの機会で一緒に使えるようになったという感じ。
でも、やめないで続けてきた結果が今、出ています。

そのかわり、続けなければだめです。
10年とか、当たり前です。

日本は何でも習えたり、勉強できたりする環境がそろっている国です。
女性が働く環境は最悪だけれども、
何か習おうとしたら、ほとんどどんなことでも習える。
それを利用しない手はないです。

ともえちゃんのライブを見た姪が、
「普通の人感がはんぱない」と言っていましたが、
普通の人だっていいんです。
普通の人だって、続けていれば、それが仕事になるんです。
どうぞ、あきらめないで、続けてください。

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