2013年4月29日月曜日

素材での失敗

きのう、この前の秋冬に着た服の見直しをちょっとしてみました。
その中で、あまり着なかったパンツがありました。
なんで着なかったんだっけと考えてみたら、
そのパンツの生地が、いまいましいほどほこりのつく生地で、
ニットと一緒に着るとその白い毛羽がウエストにたくさんつくから、
というのが理由だったと思い出しました。

コットンに多いのですが、異常に毛羽がつきやすい生地があります。
ほかの服とくっつくと、もう毛羽で真っ白になります。
とくに色が黒や紺だったら、目立ちます。

こういう生地って、買うときはわからないんですよね。
見た目は張りもあるし、しっかりした生地なんですが、
あまりにもほこりと毛羽がつくというのは、やはり欠点だと思います。

これは、デザイナーが選んだ時点では、気づいていなかったかもしれません。
生地屋さんが持ってきた、生地のサンプルの大きさだけではわからないかも。
だけれども、サンプルができ上がった時点では、
絶対に気づいているはずです。

毛羽とほこりがたくさんつくということは、管理しにくいということですから、
結局、着るのが面倒になってしまいます。
洗濯も、絶対ほかのものとは洗えません。
ほかの生地の毛羽を吸い取ってしまいますから。

そんなパンツを見ながら、
この毛羽とほこりに悩まされるという欠点を許してまで、はたしてこれを来年もはくだろうかと考えたら、
やっぱりはかないだろうなと思いました。
その毛羽とほこりを見るたびに、いちいちいらいらするわけですから、
気分よく過ごすということができません。
というわけで、来年は着ないことになりました。

逆にニットなんかで、ほかの服に毛羽がつきまくるニットもあります。
アンゴラとかモヘアとか。
以前、色がとても気に入って買った、グリーンのアンゴラのツインセットがありましたが、
それを着て電車に乗って席に座ったら、
隣のおじさんのスーツにわたしのニットの毛羽がたくさんついて、
あせった事件がありました。
あれはあれで困りものです。

しかし、これらはどちらも買って、実際に着てみないとわからないもの。
こんなふうに、避けられない失敗もあります。

2013年4月27日土曜日

やっぱり必要で選んだものはだめね


やっぱり、必要で買ったものはだめだなと、また思っています。
そして、それは夏と真冬の間に着る犬の散歩用とごみ出し用のジャケットのことですが。
まだ決め手がありません。
だけれども、必要はほんとうに必要。
ないからゴミ出しやめたとか、言えません。
けれども、必要で選んでしまったものって、愛着がない。
もっと言うと、愛がない。
そう考えると、すべての必要について疑ってみることができそうです。

たとえば、必要で入った学校とか、愛があっただろうか。
(私は自分の行った高校が大嫌いだったので、なんの感慨もありません)
必要で作った恋人は?
必要だと思ってした結婚は?
・・・・・・。
それはそうよ、たしかに必要よ。
それがないと生活できないわ。
決まっているじゃない。
今さら、なにを言っているのよ。
でも、そうねえ、愛があるかないかって言われたら、
ないわね。
だって、それは必要だから!

世の中には、「アイ・ニージュー」なんて、歌の歌詞がありますが、
あれはあやしい。
疑ったほうがいい。
なぜならしょせん、必要には、愛がありませんから。

そういえば、シモーヌ・ヴェイユも似たようなことを言っていました。
必要はだめって。「重力と恩寵」の中で。
今思い出しました。

☆写真:カモミールも満開。

2013年4月25日木曜日

スニーカーが再びトレンドに

流行は、ある一定の量、全体に蔓延すると、
さーっと消えていきます。
あまりに行きすぎた、その反動でなくなってしまうのです。
しかし、みんながわすれたころ、ひょっこり復活します。
イザベル・マランのインヒール・スニーカーと、
シャネルが発表したゴールドの厚底スニーカーの影響で、
スニーカーが完全復活しました。
今年の春夏は種類も豊富で、市場の動きも早いです。

やっぱりお勧めはスポーツ・メーカーの少しデザイン性のあるスニーカー。
アディダス、プーマ、ナイキ、それにオニヅカタイガーなどは、
もう何年も前からデザイン性の高いスニーカーを発表していました。
ただ、そんなにはやってはいなかった。
けれども、ここへきて注目度は高まっています。

ほんとうのところ、歩きやすいのはニューバランスなんだけど、
何年か前にモストロというスニーカーを買って以来、
プーマのスニーカーをよく買うようになりました。デザインに負けて、です。
プーマはデザイナーとのコラボレートも多いし、デザインも多彩で、
見ているだけで楽しいです。
ただ、長時間歩くのには向いてないんですけどね。

そうそう、いつか電車の中ではいているのを見た翼がついたスニーカーは、
アディダスのジェレミー・スコットとのコラボレーション・モデルでした。
アディダスは、アディダス・シルバーというのがモードっぽいデザインを出しています。

そのほか、一時すたれてしまったけれども、復活のきざしがあるのが、
Gジャンとトレーナー。
トレーナーって、ほとんど見なくなってしまったけれども、
次の秋冬には、ぼちぼち出てきそうです。
Gジャンは、もう着ている人は着ていますね。
この前のときは、ヘルムート・ラングの袖が長いタイプがはやりました。
わたしはなんだか気に入るのがなくて、買いそびれてしまいましたが、
今度はどうかな。
まあ、繰り返される流行は、その都度、新たな気分で楽しむのがよいですね。

2013年4月23日火曜日

洋服も予算を考えるとよい

服や靴、かばんについても、ある程度、予算を立てるといいと思います。
項目別に年間どれぐらいの支出をするのか、予算付けしていけば、
買いすぎということもなくなるのではないかと。

そのときに気をつけるのは、下着やカットソーなどの消耗品と、
長く使い続けるつもりのカバンや靴、コートなど、予算枠を別に作ることです。
ことしはいいコートを買い足そうとか、いいカバンにしようとか、
決めていけば、衝動買いや、無目的な買い物も減るはず。
衝動買いするにしても、額は4000円までなど、決めておけば、
そんなにたくさんのものは買えないでしょう。
ただ漫然と予算を決めないで、理想どおりのワードローブ作りのためと考えれば、
それは楽しい作業だと思います。

こんなふうに思ったのは、全体の予算を作っておかないと、
なかなか高いものを買おうという気にならないということに気づいたからです。
1カ月8000円積み立てれば、1年で約10万円になって、その年に10万のコートが買えます。
10万もするコートですから、10年は着られるようなものをさがすのです。
10年着れば、1年につき1万円です。
予算づけすれば、こんなふうに長期的なワードローブについて考えることもできますし、
何よりいいものが買えます。
そして、1年で使ったお金は、予算など考えなかった年と変わらないか、
逆に少なくなっているはずです。

今みたいに、気軽に服を買うようになったのは、
服一枚の単価が絶対的に安くなってしまったからなんですよね。
学生のころはわたしも、服はセールでだけ買う、予算は3万円までとか、
決めていましたもの。

もちろん気軽さの利点はありますが、
そろそろ、戻ってきて、
予算を決めて、理想のものを考えて、いろいろ探すということをやる時期にきているのではないかと思います。

2013年4月22日月曜日

楽しくお買い物するこつ

あともう少しで5月だというのに、きのうはすごく冷えましたね。
やっぱり春は短いのだなあ。
そして、すぐに夏になってしまい、
服も変えなきゃいけなくなります。

ところで、前に、
試着だけでもいいからしてほしいというのが販売員さんの本音というお話を書きましたが、
同時に、もしとても自分の販売しているものについて勉強している販売員さんだったら、
それを教えたくてうずうずしているんだ、というということも知っていてほしいと思います。
最近は、短期のアルバイトの方もいて、
どういう人だったらよく知っているか、わかりづらいのですが、
ベテランの販売員さんや、聞く前からさっと説明してくれる販売員さんの場合、
よく知っている可能性が高いです。

ほんとうに、絶対に買わなきゃいけない、なんてことはなくて、
たとえばゴアテックスと、ふつうの撥水加工の素材、どちらがいいか聞いてみる。
そうすると、ちゃんと自分で使ったことのある販売員さんだったら、
どれを着るとどうなるか、欠点は何かなど教えてくれます。

あとは、そこの服が好きだったら、それも伝えるといいです。
今回のコレクション、とっても好きですとか、
買わなかったとしても、その気持ちを伝えることは、とてもいいことだと思います。
販売員さんもそのブランドのチームの一員ですから、
自分の売っているものがほめられると誇らしいのです。
そしていろいろ教えてもらったら、それに対して、
「どうもありがとう。」とお礼を言って、お店を出ればいいだけ。
これがあるかないかで、印象はまったく違います。

あいさつがちゃんとできるひとは、何をするにもちゃんとできるひとです。
これはお店でのやりとりについても同じです。
販売員さんと楽しくコミュニケーションすることも、
よいお買い物をするこつではないかと思います。

2013年4月20日土曜日

ファッションでどこまで我慢する?


きのうから寒くて、今日と明日はもっと寒いという予報です。
4月半ばすぎて、こんなに寒いんだから、もう季節感無視、
ダウン着ちゃうって感じで、ダウンジャケットをまた引っ張り出してきました。

わたしも数年前まで、季節感を大事にしていて、
4月過ぎたらもうダウンは着ないとかやっていましたが、
もうやめました。
寒いから着ます。
今の日本の天候で、それは仕方のないことだと思います。
明日あたり、雪が降る地域もあるでしょう。

洋服って、我慢と現実のボーダーラインをどこに引くか、
難しいです。
おしゃれに見せるために、だいたい我慢が優先されます。
ただ、最近、ゆるくなってきています、なにもかも。
たとえば、ウエストのゴム。
ゴムの入ったボトムがふえました。
袖も楽なラグラン。
ジャケットもカットソー素材。
スニーカーにフラットシューズ。
スウェットパンツやパジャマパンツで外出もOK。
我慢がいきついた反動が今、出てきています。
なんでも行き着いたら戻ってくる。
その運動が今どこにあるか察知できる人が、
流行を作れる人なわけです。
これから当分、ゆるい時代が続くでしょう。
ほんとうに我慢すべきものとそうでないもの、
それぞれ見分ける必要がありますね。


☆写真:現在の庭はこんな感じ

2013年4月19日金曜日

若づくりしないかっこよさ






この前からデザイナーがエディ・スリマンに交代したサンローランで、
SAINT LAURENT MUSIC PROJECTという広告のキャンペーンが行われています。
その中で、だんぜんかっこいいのはキム・ゴードン。
http://www.ysl.jp/ja_JP/corporate/saint-laurent-music-project/kim-gordon

何がそんなにかっこいんだろうと、何回か見て気付いたのは、
不必要な若づくりをしていないからだ、ということです。

もちろん、系列としてはパティ・スミスだし、
彼女だって、若づくりはしていないけれども、
こんなふうにキャンペーンで取り上げられたことはなかったと思います。
(曲はよくコレクションで使われますが)

このキム・ゴードン、何度見てもかっこいいし、
見ているうちに、ある種、希望がわいてきます。

若さが第一とされるファッション業界や、そのほかのエリアにおいて、
若さに全くこだわっていない様子、
そして、作った感じのない表情、
そのままでサンローランを着こなすことができる、その事実。

それなりに苦労した人や悲しみに出会った人だけが持つ、
独特の輝きが、そこにはあると思うのです。
だまされたり、取られたり、蔑まされたり、いためつけられたり、
それでもなお輝くダイヤモンドのような輝きは、
若さでは決して表現できないもの。

ダイヤモンドには、若さはありません。
あの石があれだけ輝くまでに、何万年かかったことか。

わたしは、キム・ゴードンについて、それほど知っているわけではありませんが、
この写真を見ているだけで、そんなことが伝わってきます。
そしてそれは、写真を撮った側との共同作業による表現です。
もちろん、この写真は、エディ・スリマンという、
たぶん、いろいろなけわしい道を通ってきた人の目がとらえたものです。

見える人にだけ見える世界が、ここにあります。

(コートニー・ラブ姉さんもステキですけど)


☆写真:アンジェリケ


2013年4月18日木曜日

ボーダーを着るとなぜモテないかというとね


最近は、小学生までが、ボーダーを着るともてないと言っているそうですが、
なぜ、ボーダーだともてないか、わかりますか。
もちろんいろいろ理由はあるでしょうが、その1つは、
ボーダーに、もてないという意味がはりついてしまったからです。
そして、わたしたちが、そのことを共有する文化圏に住んでいるからです。
だから、「ボーダー」と「もてない」がはりついていない文化圏に住んでいれば、ボーダーを着ているからもてないということは、ありません。
本当のところ、「ボーダー」と「もてない」には、
なんの相関関係もありません。
ボーダーを着ていようがいまいが、もてる人はもてますし、
もてない人はもてない、ただ、それだけです。

では、ボーダーを着ていても、もてるためにはどうしたらよいでしょうか。
それは簡単です。
ボーダーともてないがはりついていない文化圏に住むか、
または、新たに「ボーダー」と「もてる」をはりつける行動をだれかがおこせばいいのです。
それには影響力がある人物のほうがふさわしいでしょう。
だれかもてるがボーダーを着て、
いかにもてるかをアピールすれば、「ボーダー」と「もてる」は簡単にくっつくかもしれません。

ファッションに対するラベリングは、いとも簡単に行われます。
あのブランドのバッグを持っていればおしゃれ、とか、
あの服はお金持ちとか。

ただ、ラベルがついたものは不自由です。
中学生や高校生のころ、あの学校の子はあんな子に違いないと思われたのと同じ。
あれは制服によるラベルリングでした。
あの不自由さがいやだったので、わたしたちは制服が嫌いになります。

ラベルが多ければ多いほど、ファッションは不自由になります。
人間だって同じです。
ラベルは、人間にとって重荷になります。
人生のお荷物になります。
軽くいきたい場合には、ときどき、ラベルの棚卸が必要です。
まあ、ほとんどがいらないものなんですけどね。







☆写真:藤の花も咲いた。

2013年4月17日水曜日

何年かに1度はパソコンはこわれるけれど


何年かに1度、必ずパソコンはこわれますが、
何度やっても、これにはなれません。

さすがに初期のころのように、心臓がとまるほどびっくりはしなくなりましたが、
一瞬冷汗が出るのにはかわりがないです。

今回もハードディスクがこわれたので、
中のデータがなくなってしまったわけですが、
その前にいくつか必要なデータのバックアップをとっておきました。

けれども、どうでもいいもの、
たとえば、お気に入りのブックマークなんかは、もうなくなってしまったし、
ダウンロードしてあった、必要と思っていた画像も消えました。
これらたぶん、消えても困らないものです。
つまり、なくてもいいもの。

幸い、いまはクラウドというシステムがあるので、必要なものはそちらにうつしておけば、
なくなることはありません。

その中だって、本当はいらないデータがたくさんはいっていて、
安心のために消さないだけです。

荷物にはならない、目に見えないデータも、
意識して消していかなければ、どんどんたまってしまって、
重くなるばかり。
いつでも、これは本当にないと生きていけないものなのか、
自問自答していかないと、どんどんふえてしまうというのが、
人間の習性なのかもしれません。

見えるもの、見えないもの、
両方とも定期的に見直しをして、
ウルトラライトな人生にしたいなと再び思った、
パソコン騒動でした。

追記:「おしゃれ」ブログのほう。書く内容は決まっていたんだけど、じっくり書きたいので、
来週の月曜日にアップします。待っていたかたがいらっしゃったら、ごめんなさい。
あわてて書いても、いい文章にならないんで。


☆写真:うちの近所のかもは警戒心がないので、いつも道の真ん中にいる。


2013年4月12日金曜日

その3枚を1枚に


その3枚を1枚にしたほうがいいよと、
最近のファッション・レッスンでよく言っています。
特に洋服の枚数が多い方へ。

わたしが拝見する皆さんの中に、
すごく高価な服をたくさん持っていらっしゃるという方はいません。少なくとも今までは。
しまむらで買うほどチープではないけれど、
かといって、高級なブランドほどでもない、
お財布にいつも入ってる額ぐらいで買える服がたくさんという方が多いです。

だけれども、その3枚のセーターでカシミアやリヴィアナ・コンティのニット1枚のほうがいいし、
その3枚のコットンのニットでジョン・スメドレーのニット1枚のほうがいいです。

中途半端な値段のものなので、すごく大事に着るわけでもないし、
とても気に入っているわけでもないし、
でもへたれていないので捨てられないし、
とりあえず持っているだけ、になってしまいます。
そして、そういうものの数が一番多いのです。

スメドレーやリヴィアナ・コンティは、確かに高いけれども、
その3枚分のお金で買えます。
(アウトレットだったら、2枚分でたぶん買えます)

チープなものをたくさんは、20代まではいいけれども、
徐々にやめていったほうがいいです。
そこでやめないと、その後、その傾向がずっと続いてしまいます。

1度ちゃんとしたものを買ってみると、
大事に着るし、
長く着ようと思うし、
何より着た感じが全く違うので、もう戻れません。
しかも、長い目で見たら、使うお金の額は、
いいものを買ったほうが、よっぽど少ないのです。

今、そんなふうにお買いものをしようとしている方は、
ちょっとそこでとどまって、3枚分をためてみてください。
そして、1枚のすばらしい服を買ってみれば、
わたしの言っていることがわかると思います。

☆写真:黒いチューリップ、ただいま満開。

2013年4月11日木曜日

短い散歩


きのうはちょっと時間があいたので、
短い散歩に出ました。
うちのすぐ近くには川があって、土手を犬の散歩の人や、ウォーキング目的の人が歩いています。

煮詰まって、いいアイデアが浮かばないときなどは、
ちょっと歩くと、気が晴れたり、突破口が見えたりします。

きのうはちょうど犬の散歩タイムと重なってしまって、
たくさんの犬とすれ違いました。
かわいい犬がきたときは、
「かわいいですね」と犬をほめると、
飼い主さんがとても喜びます。
きのうは、真っ白くてふわふわした、かわいい犬が来たので、
飼い主さんに何の種類か聞いたら、
スピッツでした。

最近は川もだいぶきれいになったので、
白鷺や鴨がいます。
運がいいと、ブルーのかわせみが飛んでくることもあります。

そんなふうに、周囲を気にしながらも、
もくもくと歩いて行くと、ふと、とらわれていた考えから抜ける瞬間があって、
30分も散歩して戻ることには、ずいぶんと気分が変わっています。

帰り道、川の水面にうつる夕日の影を見ていたら、
動くことこそ、常なのだと気づきました。
同じ考えや感情にとらわれたままでいるのは、動いていないから。
考えや感情は凍結させてはいけないのです。

新月の時間に間に合うように、
新たな気分でうちへ帰ってきたら、
信頼が戻ってきました。
信頼できなくなりそうになったのは、単に感情に引っ張られていたから。
感情は、自分ではない。
感情を見つめる観察者へシフトすれば、
そこにはいつも信頼があります。
感情にも思考にも自己同一化しないこと。
感情は、いつも揺れている水面と同じ。
だから、流せばいいだけ。

短い散歩でも、これだけの気づきがあって、
ニュートラルな状態に戻れました。
やっぱり散歩は、歩く瞑想なのですね。

☆写真:ネモフィラとヴィオラ

2013年4月9日火曜日

ゆるい縁をつなぐ「場」


ここ1カ月とちょっと、とある理由から、どうにもこうにも自分でご飯を作るのがおっくうになってしまって、
1日に1回は外でご飯を食べていたのですが、
それにしても、「おなかも心も満たされる、毎日行けるご飯屋さん」って、本当にないですね。
特に、うちの近くで和食の定食屋さんみたいなところはありません。
ただ、普通にたきたてご飯に味噌汁におかず少し食べたいだけなのに、
そういうところがない。
わたしが住んでいるエリアなんて、高齢者ばかりなのに、
(わたしはそれを、未来の日本のまちの原型と呼んでいますが)
和食がないなんて。
お蕎麦屋さんはあるけれど、ちょっと違います。
普通にご飯を食べたいだけ。

だれだって、きょうはご飯、作れないってときがあると思うんだけど、
そういうときはどこへ行けばいいんでしょう?
みんなコンビニやお弁当屋さんのお弁当なのかなあ。
それが定食屋さんに、とってかわったのかしら。

そういえば、昔は駅の近くにお風呂屋さんがあったんだけれど、
それもいつしかなくなりました。
みんなが気軽にいける、生活の中で必要な、ちょっとした「場」がなくなってきていて、
さびしいというより、困ってしまうというレベルです。

いつもの「場」がほしいんだけど、
いつもの「場」がどんどんなくなっていく。
年令とか、性別とか、職業とかをこえた、
毎日そこにある、
ゆるい縁をつなぐ「場」が、必要なんだと思うんだけれど。

わたしの書いているこのブログも、毎日、一定数の、たぶん同じ方たちが見てくれています。
朝、記事をアップすると、みんながいっせいにアクセスしているのがわかります。
そこにはきっと、目に見えないネットワークの上に「場」ができています。
共通のものを読むことによって、時間や場所をこえた、見えない「場」を、
わたしが毎日、書くことで提供できているかもしれないなと思うと、
ちょっとは、「場」づくりに貢献できているのかなと思います。
見えないフィールドだって、見えるものと同じぐらい重要なんだよね。

☆写真:うちの近所の梨畑。もう梨の花が咲いています

2013年4月7日日曜日

歩けない靴はいらない

まだまだ寒い日がありますが、
きのうはちょっと靴の整理整頓をしました。
そして、しょうがなくはいていた、
3時間はいたら、痛くて一歩も前へ進めない夏のサンダルを捨てました。

そのサンダルは、捨てるほどくたびれてはいません。
はいた回数は少ないです。
見た目にも捨てるのはちょっと躊躇するぐらいなのですが、
置いていたとしても、3時間で時間切れになる靴を
はかないだろうということは予想がつきます。

靴はやはり難しくて、
お店で試着したときは大丈夫でも、
いざ、街に出て歩いてみると、
全くだめだったというものがあります。

以前、コール・ハーンのヒールの低いバレエシューズを持っていたのですが、
これをはだしではくと、足のいたるところがすれて、
片足にバンドエイド3枚はっても、血が出るしまつ。
それでも安くはなかったし、いたんでもいないので、
少しのあいだ、旅行のときのホテル用靴として持っていたのですが、
それでも足が血だらけになるので、捨てました。

歩けない、進めない靴をはいていたとしても、
人生が進まない気がします。
その靴は、わたしをどこへも連れていってはくれません。
それでも捨てられないとしたら、やっぱりそれは執着です。

わたしに必要なのは、翼のはえた、どこへでもつれていってくれる靴。
そんな靴しか、もういらないわと、
きのうは宣言しました。

2013年4月5日金曜日

同じ国のデザインは相性がいい

これを読んでくださっている皆さんも、きっと、
わたしはフランス好みだわとか、イギリス好みだわとか、いや、イタリア、
いや、日本、いや、韓国風が好きなど、いろいろあると思います。

先日、野暮用で伊勢丹新宿店へ久々に行ってまいりました。
用事はさっさと済ませ、
時間もあるので、ちょっと店内をチェックしましょうかということで、
前から欲しかったバッグの売り場へまいりました。

最初に行ったのはイギリスのブランドのお店。
もうずいぶん前から目をつけていたのですが、
実物を見る機会がなく、中の仕様や持った感じなど、知りたかったので、
見せていただくことに。
2種類のバッグを見せていただいたのですが、
そのバッグを持って、鏡の前に立ったところ、
「今日のお洋服とよくお似合いですね」と販売員さんの声が。
そうなのです。
このバッグ、きょうのコートによく似合っている。
そこで、は、と思いました。
だって、コートはバーバリー。
見せていただいたバッグは、バーバリーのコートと雰囲気がとてもよく似ているのです。
そこで、にっこり笑って、
「検討します」とあいさつをし、その場を引き上げ、
次のショップへ。

今度はフランスのブランド。
これも、いいなと思っていたバッグ。
中の仕様をチェックして、また鏡の前へ。
たしかにバッグは素敵なんですが、
さっきほど似合いません。
フランスのバッグは、まさにおしゃれバッグ。
人より一歩先を歩く感じ。
それが、このバーバリーのコートには、少しばかし似合わないのです。
(といっても、本当は十分許容範囲です)

イギリスのブランドのバッグは、
どちらかというと、半歩引いた感じ。
あたかも、バッグを持つご主人さまより目立つつもりはございませんと言っているよう。
でしゃばっていないので、何にでも合わせてくれそうです。

それに比べて、フランスのそのブランドのバッグは、
遠くから見ても、あ、あれって○○の○○○ねと、わかるバッグ。
たぶん、人間より目立ちます。
いわゆる、エッジ―という感じではないかと思います。

どれがいいかは人それぞれ、好みの問題です。
ただ、イギリスの服にはイギリスのバッグ、フランスの服にはフランスのバッグが似合うのかなと、
思いました。
独特の、そこにいる人たちが共通で感じている空気感が、きっとデザインにあらわれるのでしょう。
コートとバッグの関係に悩んだら、同じ国のもので決めてみるというのは、
いい方法なんだと思います。

☆写真:桜のはなびら

2013年4月4日木曜日

通販で買う前にやっておきたいこと


特にネットの通販なのですが、いきなり、「ひとめぼれ」とか言って買わないで、
事前にやっておくといいことがあります。
それにはevernoteを使いますから、インストールしてくださいね。
とても便利です。

まず、これ、ほしいと思ったら、その画像をコピーしてevernoteに貼り付けます。
ほかにも候補があったら、それも一緒に貼り付けます。
それを少なくとも1週間はときどき見てみます。
ただ見るのではなくて、
本当に好きか、
本当に必要か、考えます。
1週間たって、それでも好きだったら、
今度は、それを買ったら、
今の自分の手持ちのアイテムとコーディネイトできるか考えます。
テイストは同じか、色はどうか、シルエットはどうか。
また、逆に、同じものを既に持ってはいないか、確認します。
それでも、やっぱり必要だと思ったら、
買います。

大体これぐらい検討すると、実際に買うのは10分の1ぐらいになると思います。
検討していくうちに、脱落していきます。
ひとめぼれと思ったけれども、
なんだか欠点が目立ってきます。
だんだんどうでもよく思えてきます。
最後には、批判的になって、どうしていいと思ったのか、思いだせないくらいになります。

あら、何だか、何かに似ていますね。
まあ、ひとめぼれなんて、こんなものです。

ただ、この方法、ギルトのように、スタート時間があって、次々売り切れてしまうシステムには通用しないんですよね。
ギルトやブランズ・フォー・フレンズで買う場合は、
もともと好きなテイストのブランドをしぼっておくとか、
よく知らないブランドだとしたら、事前にホームページをチェックしておくとよいです。
下調べは大事です。
失敗を少なくするためにも、これぐらいはしましょう。

☆写真:黒いチューリップも咲きました。

2013年4月3日水曜日

通販で失敗した


久々に通販で買い物をしたら、
色で大失敗しました。
オフホワイトと書いてあるのをうのみして、
白、少なくともオフ白だと思ったのですが、
きてみてびっくり。
どう見ても、ピンクベージュ、
昔の言い方だったら、薄い茶色でした。
モニターの写真も、少し色を飛ばしているのか、
こんなに色がこくは見えなかったのですが、
だいぶちがっていました。
残念ながら、これではわたしのほかのアイテムと合わないので返品です。
返品できるところで買ったのでよかったですが。

真っ黒とか、真っ白とか、紺などは、
通販でも、すごく失敗したということはないのですが、
微妙なニュアンスの色ほど、モニターによる変化、
そして、それを表現する側との色の認識の違いにより、
思ったものと違うということが多いようです。

そういえば、ブロガー名刺をネットで注文したときも、
最初にできたサンプルが、
私が伝えたつもりだったものとは、全く違う色合いでやってきて、
たいそうびっくりしました。
ただ、この場合、むこうも印刷屋さん、すなわち色のプロ。
指示を正確にすればわかっていただけると思って、
訂正のときに、マンセルのカラーチャートの番号で指示したところ、
ぴったりの色合いにできました。

色を伝えるのは誰にとっても難しいので、
こういったカラーチャートがあります。
有名なのはマンセル、パントーン。
これらの色番を伝えれば、
色を扱うプロだったらわかってくれます。

だけれども、ネットで服や靴などを売っている方々は、
色のプロというわけではないですから、
どうしても色に対してあまいです。
普通、これは白と呼ばないよね、というものも、白と書いてあったりします。

まあ、通販に失敗はつきものなので、
やはり返品可能なものを買うことが大事です。
家電ならともかく、服で色が合わないと、
どうにもなりません。

☆写真:ブンカのときのマンセルカラーチャート。買うと高いです。これも一つ一つシールをはって、作りました。最近、はやりはここら辺の色合いだけど、表現が難しいです。

2013年4月2日火曜日

ラジオ

もうずいぶんテレビがない生活をしているのですが、
その間も、ある時間帯はラジオをつけていました。
(J-WAVEしか聞いていません)
ラジオのいいところは、いつも変わらず同じものがあるところ。
同じ番組、同じ声、同じ時間帯に天気予報と交通情報が、
何年も続いていく、
それがいいところです。

しかし、最近、ラジオの聴取者が減っているせいか、
どんどん番組が改編されてしまい、
ラジオのよさである、いつもそこにある感じが、
なくなってきてしまいました。

今年に入ってから、
ほとんどラジオも聞いていなくて、
先日、久々に聞いたら、何だか既に知らない感じになっていて、
しかも、知っている番組はもうすぐ終わりますとかで、
ちょっとさびしくなりました。

それから、かかる曲もねえ・・・。
どうやって決めているのかよくわかりませんが、
昔に比べたら、プロモーションみたいな曲ばっかりで面白くない。
昔の曲もかかって、新しい曲もかかって、
まだみんなが知らない、おすすめの曲もかかって、
その番組ならではの曲もかかって、
そのバランス加減が楽しかったのですが、
どうやら最近はそういう感じではない。

昔はラジオで知ったアーティストとかいろいろいて、
そういうバンドのライブなんかも行ったんですが、
今みたいな選曲だと、それも少ないんだろうなと思います。

いろいろ新しくなる4月ですが、
ある程度は古いものもないと、
バランスがとれないような気がします。
なんでも新しければいいってもんじゃないし。
長くあきずに続く番組は貴重だと思うのですが、
難しいのでしょうね。

でもやっぱりラジオは好きなので、
地道に好きな番組を見つけて、聞くしかなさそうです。

2013年4月1日月曜日

コーディネイトが難しいわけ


ファッション・レッスンで、皆さんの手持ちの服で、
どうやったら、自分がなりたい方向のコーディネイトができるか、
わたしが考えるのですが、これはなかなか難しいです。
わたしがやって難しいのですから、普通の人がやったら、
もっと難しいと思います。

中には、とってもコーディネイトが難しいアイテムを持っていらっしゃる方もいて、
わたしが考えても、無理です、というものもあります。
(あくまで手持ちの中で考えるので、どこからか何か持ってくれば可能なんでしょうが)

つまり、計画的にワードローブを作っていないと、
あとからそれを組み合わせるのは大変なんです。
それで、どこをどうやったらいいかわからないまま、
新しい服を買い足していくので、
どんどん服がふえてしまうわけですね。

実際に、持っているものの中で、使えるアイテムは半分以下です。
ほとんどが持っているだけで着ないもの。
でも、どうしてそうなってしまうかわからない。

それは仕方がないです。
今まで知らなかったんですから。
教えてくれるところもなかったし、
雑誌は基本的に、服を買ってほしいわけで、
そんなにいらないよとは、決して言いません。
かといって、家庭科で習うわけでもないし、
でも、衣服は生きる上で必要だし。

わたしだって、最初からこんなふうに考えていたわけではありません。
あくまで途中から。
ブンカに行ってたころも、考えていませんでした。
もちろん、ブンカでこんなこと、習っていない。
そういえば、服の作り方は習うけど、
コーディネイトの方法論やワードローブの構築の仕方は、授業としてなかったです。
(スタイリスト科だったらあるのかな)
でも、教えているところがないから、情報として広まっていないんですよね。
もちろん、わたしのやり方は、わたしが考えた方法ですから、
あるわけありませんが。

本当の基礎の基礎は、だれでもできることなんです。
知ってしまえば簡単です。
ちゃんと考えてワードローブを構築すれば、
そんなにたくさん服はいらないってわかるし、
誰だって、おしゃれになれます。

☆写真:公園の桜